「午後まるまる使っての変装」
熱狂的なサポーターのついたアイドルは、街中を歩くことすら難しい。ましてや、ファンに騒がれずにスタジアムで試合を観戦するなど、もってのほかだ。
だが、現役引退したローマのレジェンド、ダニエレ・デ・ロッシは、ラツィオとのダービーというビッグマッチでそれをやってのけた。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』がその仰天のエピソードを報じている。
家族との時間のため、アルゼンチンから帰国したデ・ロッシは、ロマニスタと一緒に、だが自分と気づかれることのないように本拠地オリンピコのスタンドに潜り込むべく、念入りに変装した。
プロに依頼したというデ・ロッシは、金髪のカツラやメガネ、鼻のホクロなどで変装。さらに帽子やマフラーで顔を覆い、友人たちとオリンピコに出かけた。サラ夫人がインスタグラムで公開した動画を見れば、いかに手の込んだ変装だったかが分かる。
だが、現役引退したローマのレジェンド、ダニエレ・デ・ロッシは、ラツィオとのダービーというビッグマッチでそれをやってのけた。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』がその仰天のエピソードを報じている。
家族との時間のため、アルゼンチンから帰国したデ・ロッシは、ロマニスタと一緒に、だが自分と気づかれることのないように本拠地オリンピコのスタンドに潜り込むべく、念入りに変装した。
プロに依頼したというデ・ロッシは、金髪のカツラやメガネ、鼻のホクロなどで変装。さらに帽子やマフラーで顔を覆い、友人たちとオリンピコに出かけた。サラ夫人がインスタグラムで公開した動画を見れば、いかに手の込んだ変装だったかが分かる。
夫人は夫が「夢をかなえるために、ゴール裏に入り込むと決めた」とし、ファンとして愛するローマの試合をスタンドで見られることに「子どもみたいに喜んでいた」と明かした。
「午後まるまる使っての変装(夫人による)」を施したデ・ロッシは、報道によれば、まったく気づかれずに“ミッション”を遂行できたとのことだ。
試合はローマが先制するも追いつかれ、1-1のドローに終わった。絶好調の3位ラツィオの連勝を11で止めはしたが、4位ローマは連勝を飾ることができず。勝点7ポイント差を縮めることはできなかった。それでも、デ・ロッシは満足して帰路についたことだろう。
ただ、次はないかもしれない。きっと、今後はゴール裏のロマニスタたちが目を光らせるはずだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部