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鈴木大輔がスペインで感じた日本人CBの可能性。「コンタクトも技術も通用する。大事なのは自己主張すること」|独占インタビュー中編

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年08月17日

自分発信にしていかないと、向こうではなにも進まない。

「日本にいた時は、向上心を持って攻めているつもりでも、待っている自分がいたなと思うんです」。鈴木はそう見解を述べた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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――環境を変えたことで様々なものを吸収しているようですね。
 
 技術的に巧くなったとはまったく思わないし、劇的に強くなったわけでもないですけど、さっきも言った身体の使い方だったり、メンタル的な部分は伸びたかなと思っています。自分をアピールしなきゃいけなかったから、そこがすべてなのかなと。
 
 スペインでの4か月は、高校の時に闘志剥き出しでやっていた自分を思い出させるキッカケになったかもしれません。コミュニケーションひとつにしても、自分が伝えに行かないといけないから積極的になっている。私生活でもそういう面が出てきているから、新しい自分の性格に気づいていっているのも面白いなと。

――”待ち”ではなく、”攻め”に出ている?
 
 そうそう。自分発信にしていかないと、向こうではなにも進まない。それがサッカーにつながっている。日本にいた時は、向上心を持って攻めているつもりでも、待っている自分がいたなと思うんです。環境に溺れちゃっている面があったのかもしれない。今はそう思いますね。
 
――今季の2部で良いプレーをして、1部にステップアップするのが理想と言っていましたが、それでは、その先のプランは?
 
 1部でプレーすれば、そこから次が見えると思っています。だから、今は1部でプレーすることにこだわるかな。例えば、ELやCLに出たいとか頭の中にはあるけど、今は成長して自分自身を変革していきたい気持ちです。具体的な目標というより、もうちょっと変われるところがあったりとか、原点に戻ったなと気づくところがほしい、かな(後編に続く)。

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