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鈴木大輔がスペインで感じた日本人CBの可能性。「コンタクトも技術も通用する。大事なのは自己主張すること」|独占インタビュー中編

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年08月17日

日本人CBが海外で当たり前になるには、やっぱりメンタル的な部分が大事。

4年前のロンドン五輪ではベスト4に貢献。国際大会で経験した"厳しさ"を、今は日常的に感じて成長している。(C)Getty Images

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――日常的にそうした環境にいるのは大きいですね。世界大会で、例えばロンドン五輪で6試合するのと、普段のリーグ戦で得られるものは違いますよね。
 
 違いますね。4年前のロンドン・オリンピックで感じたのは、まさにその部分。当たられてまったく動けなかった対戦相手もいたので、今はそういう選手にどう対応するのかを日常的に学習できるわけです。そういうのは身体に染み付く。日常的にやることで成長しますよ。
 
――海外でCBとしてプレーする苦労は?
 
 仲間とのコミュニケーションは、もっと苦労するかなと思ったんです。でも、なんでもいいから話そうとしていたので、なんとかなりました。指示するのは方向だけ覚えたらわりと伝わって、そんなに順応するのに苦労しなかったかなと思います。もしかしたら、それが自分の能力なのかなとも感じました。
 
――日本人CBが海外で活躍する可能性についてはどう感じますか?
 
 (吉田)麻也くんはトップクラスのプレミアリーグでやっているからもっと分かると思うけど、自分は今、スペイン2部なので、まだ判断しきれない部分はあります。
 
 ただ、現時点で言えば、コンタクトで負けている感じはないし、技術的にも通用している。それを踏まえて、日本人CBが海外で当たり前になるには、やっぱりメンタル的な部分なのかなと。自分を誇示したり、意見を言うとか、自分を表現できれば通用する可能性が広がるかなとは思いますね。
 
 あとは、自分はこういう守備の仕方をするっていう型があると、ダメかもしれません。それこそ、そのチームに順応していくのが凄く大事。自分の場合だけかもしれませんが、この半年で試合に出られたのはなぜかなと振り返った時に、自分が柔軟だったからだと思うんです。
 
 プライドを持つことは大事だけど、俺はこれでやってきたって意固地になるのは絶対ダメで、そのチームやその土地に順応していこうと根っこの部分で思っていないと上手くいかないと思います。だから、よく「海外には若いうちに行っておけ」って言われるのは、「プライドが高くなりすぎていないうちに行っておけ」ということかもしれません。
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