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【三浦泰年の情熱地泰】欧州王者との対戦すら叶わず…パルメイラス敗退に失意の僕と、喜ぶブラジルの友人たち

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年02月14日

南米サッカーはなぜヨーロッパに勝てなくなった?

ブラジル国内には質の高い選手が減っていると三浦氏。果たして、南米復権の日はやってくるのだろうか。(C) Getty Images

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 南米サッカーがヨーロッパに勝てなくなった理由はいくつかあると思う。

 まずは数多くの良質な南米選手が欧州でプレーしているということだ。もちろんトヨタカップ時代からたくさんの良い南米選手はヨーロッパでプレーしていたが数が違う。

 それとともに、ブラジルではヨーロッパで活躍できる選手イコール、ヨーロッパに売れる選手をスカウト、育成しだした。それによりブラジル人らしい選手が減っている。欧州式に順応できる、欧州で通用する選手をブラジルで育て、ヨーロッパと戦う。簡単に勝つ可能性は低くなっている。

 もちろんサッカーがより緻密になり、よりシステマチックに組織的にもなっている。分析やテクノロジーが発達してブラジルの感覚的な良さが封じ込まれるようにもなっているだろう。

 指導者の差も大きく出ている。サッカーに自信のある南米、ブラジル、アルゼンチンの指導者が他国から学ぶだろうか? 細かい事を知ろうとするか? 寝ないで分析、研究するだろうか? サッカー先進国に追いつき追い越せと、日本人の指導者の方が熱心にするであろう。

 他国に比べて放漫経営になりがちなブラジルが、コロナウイルス感染対策も試合に勝つための対策も、同じように放漫であれば、影響が出てくるのは当然であろう。

 だがそれでも、僕は南米のブラジルを応援する。また来年、今度はラジオでブラジルサッカーの魅力を伝えられればと思う。

2021年2月14日
三浦泰年
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