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アジアカップ2015

【長谷部誠インタビュー】生粋のリーダーが激動の2014年を振り返り、アジアカップへの決意を語る!

カテゴリ:日本代表

ミムラユウスケ

2015年01月08日

今までのサッカー人生の中で、この1、2年が最もボランチとして磨かれている。

連覇が期待されるアジアカップでは、しっかりと試合に出て優勝に貢献したいと語る。ボランチとして攻守に渡る活躍が期待される。(C) SOCCER DIGEST

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――ここまでの話を聞く限り、長谷部選手の視線はすでに2018年のロシア・ワールドカップを捉えていそうです。
 
「いや、今考えているのは目の前のことだけで、4年後はまだ想像していないです。自分自身はまだまだ成長できると思っているから、すべてを全力疾走でやっていくだけ。この1、2年は、今までのサッカー人生で一番いい時期を過ごせているという感覚が自分の中にあるから」
 
――それはなぜですか?
 
「経験を積んできましたからね。あとは今シーズンも含めて、この2年間ほど中盤の真ん中でブンデスリーガの試合に出られたことはなかったから。だから、ボランチとしては、今が一番磨かれているという感覚があります。強さも判断も、すべての能力がね。試合が終わって、『今日はまだまだだったな』と思うことがあるのは、自分はもっと成長できるという感覚があるからです」
 
――2015年1月に、オーストラリアでアジアカップが開催されます。ずばり目標は?
 
「自分自身がしっかりと試合に出て、チームとして連覇することです。簡単な戦いでないのは、重々承知しています。でも、日本はここ4大会で3回優勝していて、連覇も期待されている。やっぱり勝ちたいですね」
 
――ブラジル・ワールドカップから監督やスタッフが代わり、メンバーもそれなりに入れ替わりました。代表チームとして継続していくべきものと変えていきたいもの、それぞれ教えてもらえますか?
 
「ブラジル・ワールドカップまでに過ごした4年間の何が正解で、何が不正解だったかを聞かれると、答が出ない部分があります。今、そこから少し変わろうとしているのは、細かいプレーについて。アギーレ監督が非常に厳しく言うのは、状況を判断してピンチになると思ったら、無理にパスをつなごうとすべきでないということ。監督は勝負について厳しい。経験のある選手には『小さなミスは許さない』とも言いますしね。勝者としてのメンタリティのようなものを、どんどん植え付けられていくのかなと」
 
――長谷部選手自身は、その点についてどう感じているのですか?
 
「そういうことは必要だと思います。僕はこれまでクラブや代表で、優勝するチームにも、降格するチームにも所属してきました。そこで感じるのは、勝つチームというのは勝利へのこだわりが本当に強い。その強い想いが、相手に一歩分だけ身体を寄せられるかどうかなど、試合中の本当に小さなプレーに表われてくるもの。そういう部分を自分も求めていきたいと思っています」
 
取材・文:ミムラユウスケ
 
■プロフィール
長谷部誠(はせべ・まこと)/ 84年1月18日生まれ、静岡県出身。180センチ・72キロ。青島東SS-青島中-藤枝東高-浦和-ヴォルフスブルク-ニュルンベルク-フランクフルト。日本代表83試合・2得点。10・14年W杯出場。04年Jリーグ・ベストイレブン。
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