【J1採点&寸評】鳥栖×仙台|R・ロペスが驚愕のハットトリック。仙台をJ1残留に導く

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年10月02日

仙台――これぞストライカー。R・ロペスの3発がJ1残留を決める。

7 奥埜博亮 6(83分OUT)
左サイドハーフとして、豊富な運動量を発揮。一瞬のスピードでマークを引き剥がし、ボールを受けてターンする動きは洗練されてきた。75分にR・ロペスのゴールを生んだロングパスは、状況判断の良さを象徴している。
 
10 梁 勇基 6(86分OUT)
流動的にポジショニングを変更しながら、攻撃のリズムを作る。手詰まりのシーンでもなんとかしてしまうなど、いなくてはならない選手だと改めて証明。ただ、コンディションはまだ上がっておらず、ミスも目に付いた。
 
FW
30 西村拓真 5.5(68分OUT)
コースを限定しながらのチェイシングで味方の守備の助けとなる。ただ、あくまでも「勢い」でプレーしている部分が大きく、51分には決定機を相手GKに阻まれる。ポテンシャルと次戦以降への期待も込めての評価となった。
 
20 ハモン・ロペス 7.5  MAN OF THE MATCH
鳥栖最終ラインと何度も駆け引きをして生み出した1得点目、大外からヘディングでゴールネットを揺らした2得点目、相手DFを翻弄して強烈ミドルを突き刺した3得点目と、引き出しの多彩さで勝点3を引き寄せた。
 
交代出場
11 金園英学 6(68分IN)
ピッチに戻ってこられた嬉しさを表わすように、最前線から全力でプレッシング。攻撃では身体を張りボールを収めて時間を作るとともに、ファウルをもらってチーム全体の押し上げを助けた。
 
31 茂木駿佑 -(83分IN)
サイドから圧力を掛けてくる鳥栖に対抗するために、奥埜に代わって出場。追い上げムードだった相手に持ち味である攻撃面でのアピールとはならなかったが、監督から求められた仕事はこなした。
 
25 菅井直樹 -(86分IN)
茂木と同じ役割を与えられて、梁との交代で短時間ながらピッチへ送り出される。鳥栖の攻撃に蓋をするだけでなく、虚を突いてゴール前に姿を現わすなど、たった数分ながら“らしさ”は披露したのではないか。
 
監督
渡邉 晋 6.5
鳥栖の戦術をしっかりと分析して、チームに過不足なく落とし込む。2失点したものの、勝ち切ったのは評価されるべきで、鳥栖のサイド攻撃に蓋をするための交代も含めて、手腕を存分に振るった。
 
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

9月21日発売号のサッカーダイジェストの特集は「日本はワールドカップに辿り着けるのか」。ハリルジャパンの危機説を、「本当に日本は弱くなかったのか?」など“10の論点”から検証します。ルーツ探訪では小林祐希選手が登場。

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