【J1採点&寸評】鳥栖×仙台|R・ロペスが驚愕のハットトリック。仙台をJ1残留に導く

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年10月02日

鳥栖――質は低くなかったが、3失点しては…。

【警告】鳥栖=藤田(77分)、M・エル・カビル(78分) 仙台=関(90+3分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】R・ロペス(仙台)

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【鳥栖|採点・寸評】
鳥栖 5.5
ホームで3失点を喫し、常にリードされながらの苦しい試合運びを強いられる。それでも内容は悲観すべき点ばかりでなく、エースの帰還や若い芽の出現などポジティブな面も少なからずあった。2ゴールを返したことも評価したい。
 
GK
33 林 彰洋 5
1失点目は責任を問うほうが厳しい。ただ、2失点目はコーチングも含めて修正を施す必要がありそう。3失点でかなり辛めの採点となったが、そんななかでも51分には西村のシュートを弾き出すなど好守は見せた。
 
DF
8 藤田優人 6
サイドに流れるR・ロペス、ドリブルの得意な奥埜の対応に追われる場面が多く、逆サイドの吉田と違って前へと走る姿は限定的。ただし守備では決して崩されることなく、安定したパフォーマンスを披露した。
 
5 キム・ミンヒョク 5.5
強烈な寄せと空中戦でも身体をガツンと当てる思い切りの良さで、R・ロペスに中央では自由を与えなかった。26分の失点のシーンでは切り替えが遅く、中途半端なポジショニングに。それでも豊田のゴールをアシストして挽回した。
 
29 谷口博之 5
高い統率力を発揮はしていたが、不意に最終ラインでマークがズレるのを最後まで修正できず。個人のプレークオリティは決して低くなかったが、3失点目はR・ロペスの動きについていけなかった。
 
23 吉田 豊 6.5
2失点目は中央に釣られて、大外のR・ロペスをフリーにしてしまう痛恨。ただ、身体の強さと推進力で攻撃を活性化。積極果敢な駆け上がりで対峙した大岩の攻撃参加を牽制し、2得点目のアシストも見事だった。
 
MF
25 早坂良太 6(89分OUT)
大きく目立つようなことはないが、豊富な運動量と気の利いた位置取りでパス回しの潤滑油となる。ボールへのチェックも素早く、仙台に主導権を握られないための重要なカードとして機能していた。
 
14 高橋義希 6
中盤の底で調整役としてバランスを整えながら、攻撃時にはビルドアップの始点を担うだけでなく、機を見ては前線にも顔を出した。2点ビハインドから、チームに活気を取り戻すゴールも挙げた。
 
30 福田晃斗 5.5
仙台の西村に当たり負けしてボールを奪われたことが先制点献上につながった。同サイドでコンビを組んだ吉田と比べると終盤を除いて無難なプレーに終始した感が否めず、存在感は希薄。どうしても採点は下がってしまう。
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