【J1採点&寸評】大宮×仙台|数的不利の大宮が勝利。89分に決勝ゴールの江坂をMOMに

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年08月20日

仙台――ブラジル人2トップが大宮を苦しめたが…。

今節も好パフォーマンスを披露したR・ロペス(右)。ボールの収めどころとなるだけでなく、積極果敢な突破も見せた。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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36 パブロ・ジオゴ 6(59分OUT
ボールを足もとに収めると、急ストップ、急加速、急旋回で和田を翻弄。回数は限られたが、アクセントとして効果はあった。守備にも献身的であり、自陣深くまでプレスバックする姿が何度も見られた。
 
7 奥埜博亮 5.5
スペースを見つける嗅覚と入り込む動き、そこからのドリブルで相手に的を絞らせず。しかしインパクトがあったのは序盤のみで、徐々に勢いは萎んでしまった。今日のような試合展開でこそ、存在感を示してほしい。
 
FW
9 ウイルソン 6
シュート0本は気になるものの、コンディションが右肩上がりなのがはっきりと分かるプレーぶり。R・ロペスとのコンビネーションもばっちりで、お互いに補完しながら菊地や河本とバチバチやり合って大宮守備陣を苦しめた。
 
20 ハモン・ロペス 6.5
身体の強さと足もとの技術で、最前線の基準点になり続ける。ウイルソンとは息の合ったプレーを見せ、ふたりで崩してしまう場面も。ゴールがあればなお良かった。
 
交代出場
31 茂木駿佑 6(59分IN
攻撃時に効果的な立ち位置を確保。それによって菅井の駆け上がりを助けた。昨季と比べて、プレーの正確性と積極性は一段と増し、セットプレーも任された。今後、怪我人が戻ってきたとしても出場機会はありそうだ。
 
監督
渡邉 晋 5.5
怪我人が多く、台所事情が厳しいのは敗戦のエクスキューズになる。ただ、多くの時間で大宮にイニシアチブを握られたのはいただけない。茂木投入は評価できるが、それ以外で有効な手を打てたとは言い難く、攻撃がブラジル人頼みになってしまった点も修正が必要か。
 
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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