【J1採点&寸評】大宮×仙台|数的不利の大宮が勝利。89分に決勝ゴールの江坂をMOMに

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年08月20日

仙台――数的優位を活かせず。ゲームコントロールに課題。

【警告】大宮=和田(54分)、渡部(57分)、泉澤(62分) 仙台=P・ジオゴ(52分)
【退場】大宮=家長(77分)
【MAN OF THE MATCH】江坂 任(大宮)

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【チーム採点・寸評】
仙台 5
ボールポゼッション、攻守の連動性、前線からのプレスで大宮に上回られる。攻撃はウイルソン、R・ロペスの個人技頼みだったのは気掛かり。また数的有利になってからのゲームコントロールに疑問符が付いた。

【仙台|採点・寸評】
GK
21 関憲太郎 6
3分に江坂、49分に泉澤のシュートを好守。ハイボールにも怖れなく飛び込むなど、安定したセービングでゴールマウスを守り続けた。PKでの失点に責任はなく、2失点目もGKを責めるのは酷か。
 
DF
25 菅井直樹 5.5
ドリブルを武器とする泉澤には、一定の距離を保ちながら助けを待つことで対処。ベテランらしい冷静さで、個人での突破も複数人での攻撃も抑えた。コンビを組んだP・ジオゴの特性からか、積極果敢な駆け上がりは普段より鳴りを潜めた印象だ。
 
27 大岩一貴 5.5
渡部とコミュニケーションを密に取って、D・ムルジャのスピードに対応。ただ、相手のスペースへの動きに惑わされるシーンがあった。また、決勝点のシーンはもう少し清水との距離を詰めたかった。
 
3 渡部博文 6
空中戦の強さ、寄せの激しさ、読み、最終ラインの統率と高いレベルのパフォーマンスを披露。32分には泉澤の近距離シュートに身体を投げ出してブロック。90分を通して、魂を込めてチームを鼓舞していた。
 
26 藤村慶太 6
1失点目の原因となったPKは自身のサイドを使われてしまった。とはいえ、左SBとしてのリーグ戦初先発は十分に合格点。守備をしっかりとこなすだけでなく、持ち前の技術でボールの供給源としても活躍した。
 
MF
17 富田晋伍 6.5
流麗なパス回しを見せた大宮の攻撃の堰き止め役を担う。危険なエリアを嗅ぎ分ける力とスライディング技術はまさに猟犬で、三田との2ボランチはチームの心臓だ。要所で大声を出す姿も頼もしい。
 
18 三田啓貴 6.5
攻撃のスイッチを入れる縦パスの少なさは気になった。ただ、サイドチェンジの際には視野の広さと両足の精緻さは見事。76分にはCKのこぼれ球に反応し、ミドルシュートで同点弾をゲット。抑えの利いたスーパーゴールだった。
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