【J1採点&寸評】大宮×仙台|数的不利の大宮が勝利。89分に決勝ゴールの江坂をMOMに

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年08月20日

大宮――清水の投入が大当たり。ピンポイントのクロスが決勝弾を生んだ。

途中投入された清水のピンポイントアーリークロスに合わせた江坂が決勝ゴールをゲット。退場者を出したなかで勝点3を得る、まさに値千金の得点だった。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

17 横谷 繁 6.5
金澤のようなボールハントはないものの、頭をフル回転させ、急所を把握したポジショニングで危機を事前に回避。また、前後左右へのボール捌きも相変わらず素晴らしく、コンダクターとしてリズムを生んでいた。

MOM OF THE MATCH
7 江坂 任 6.5
選手間に入り込む動きと、ターンで前を向く様は秀逸。攻守の切り替えも早かった。89分には、ボールがどこに来るかを知っているかのような飛び込みで決勝弾を叩き込み、チームの救世主となった。
 
39 泉澤 仁 6(81分OUT
D・ムルジャがシュートを外したものの、44分にDFの隙間を縫う鮮やかなスルーパスを見せる。ただ、菅井の老獪さによってドリブルを封じ込められた印象もあり、次節以降への期待を込めて平均点に止めた。

FW
8 ドラガン・ムルジャ 6(78分OUT
ボールの収まりは良くないが、最終ラインの裏を執拗に狙う動きで攻撃に深さを作り出す。35分にはペナルティエリア内で粘ってPKを獲得。DFの間を突いて迎えた44分の決定機は決めたかった。
 
41 家長昭博 5
キープ力は両チームを見渡しても圧倒的。ただ、それ以外で見せ場となったのはD・ムルジャの獲得したPKを冷静に流し込んだ時くらい。77分には茂木の顔面に肘を入れて退場となり、チームを窮地に。その責任は重い。
 
交代出場
14 清水慎太郎 6.5(78分IN
身体のキレは抜群。ピッチに入ってすぐにゴールへと迫ると、その後もサイドからチャンスを創出。89分には、こぼれ球に誰よりも早く反応してアーリークロス。相手DFも脱帽する精度で江坂の決勝点をアシストした。
 
16 マテウス -(81分IN
自分の役割を理解してサイド関係なく顔を出し、守備ではフルスロットルでボールを追い回す。積極的なアプローチがあったおかげで、ボールが清水の足もとにこぼれた。ジョーカーとして十分な働き。
 
20 大屋 翼 -(90+1分IN
最終盤に1点をリードし、相手がより圧力をかけてくる展開の中で投入される。時間自体はほとんどなく、目立ったプレー機会もなかったが、勝ち試合を締めた点は評価したい。
 
監督
渋谷洋樹 6.5
仙台を分析し、選手たちにきちんと落とし込んだ手腕はさすが。攻守でイニシアチブを握り続けた。途中投入した清水が決勝点をアシストするなど、采配も当たったと言っていいだろう。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【関連記事】
超絶ミドルを懐に忍ばせていた泉澤。「前半はずっと“我慢”していた」
【仙台】主将とルーキーの物語。富田晋伍と小島雅也が築く理想的な上下関係
中村俊輔に聞いた大成するための秘訣――ボール拾い時代の高校1年時に取り組んだこととは?
「来年だと遅い」小林祐希が移籍決断の理由を明かす。名波監督は「戻ってこなくていい」
スペインで奮闘する鈴木大輔が、高校の先輩・本田圭佑から受けた助言。「ヨーロッパでまず成功しろ」|独占インタビュー前編

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ