11月はアウェー2連戦。欧州組は特に厳しい調整が強いられる
2点目を演出した浅野にしてもタテへタテへという推進力をもたらし、ここ一番の勝負強さを示した。恩師・森保監督の窮地を救いたいという気持ちも強かったのだろうが、86分の左足シュートには迷いがなかった。「コンディションのいい選手を使え」というのはサッカーのセオリーだが、その原点に指揮官が立ち返ったことで、V字回復の兆しが見えてきた。そこは大きな朗報と言っていい。
とりあえずひとつの関門は突破したが、11月のベトナム(ハノイ)・オマーン(マスカット)2連戦も予断は許されない。国内組は日本→ベトナム→オマーンの大移動、欧州組に至っては欧州→ベトナム→オマーンという世界一周のような三角移動を強いられる分、調整は今回以上に難しくなる。最低でもオマーンをかわして3位は確保しないといけないが、彼らは中国戦を中東で迎えられるはずなので、ほとんど移動がない中、2戦を戦える。9月のホームゲーム同様、またしてもコンディション面で不利なのだ。
だからこそ、ベトナム戦を国内組中心、オマーン戦は欧州組中心の編成で戦うようなプランも本気で考えるべき。移動負担を最小にとどめ、全員がいい状態で戦わなければ同じ轍を踏みかねない。ようやく柔軟性が見えてきた森保監督には、より幅のあるチームマネージメントを強く求めたい。
今回の「涙の勝利」を無意味なものにしないためにも、残り6戦はひとつの取りこぼしも許されない。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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