【女子W杯】いよいよ24日にオランダ戦。勝利への3つのポイントは?

カテゴリ:日本代表

馬見新拓郎

2015年06月23日

ポイント3)終盤の逃げ切りに5バックも示唆。勝ち越し狙いなら切り札投入に注目!

エクアドル戦で今大会初ゴールを決めた大儀見。エースの2試合連続弾で流れに乗りたいところだ。(C) Getty Images

画像を見る

 3つめのポイントは試合の終わらせ方、つまりクロージングだ。日本はグループCを1位通過したことで、バンクーバーとエドモントンの2都市だけで決勝まで戦う権利を得た。仮に2位通過なら、4都市で転戦しなければならなかったため、今回の1位通過は後々の疲労を軽減させる上で大きなアドバンテージだ。これを最大限に活かすためにも、日本はできるだけ90分で試合を終えたい。
 
 だが欧州の出場国にとって、今回のワールドカップは来年のリオ五輪の予選を兼ねた大会だ。ドイツ、フランスら実力国が『反対のヤマ』にいったことは、オランダにとって五輪出場ラインの欧州上位3位位内に入る可能性を高くし、モチベーションも一層高くなったと言える。
 
 そうした相手に対して90分で試合を終わらせるなら、先制逃げ切りの流れが理想的だが、佐々木監督は逃げ切るための策として5バックの採用も示唆。前線に大柄な選手を配置して押し込んでくるであろう終盤、5-4-1にして人数をかけて守り切ることができるか。
 
 仮に終盤リードを奪えていない状況ならば、FW岩渕真奈の投入も注目だ。エクアドル戦では80分から途中出場して前線を活性させた彼女の存在は、日本の光明とも言える。
 
 強豪のブラジルが早々に敗退したことを教訓に、日本は自らのサッカーを落ち着いて貫きたい。
 
文:馬見新拓郎(フリーライター)
【関連記事】
【女子ワールドカップ】4年前の悔しさを胸に岩渕真奈はカナダの地で輝けるか
【女子W杯】なでしこジャパンのSBに新風を巻き起こす有吉佐織。大会連覇へのキーマンとなれるか
【女子ワールドカップ】代表のエースへ――、進化を続ける菅澤。カメルーン戦で“記念のゴール”を奪う
【女子ワールドカップ】課題と収穫が混在したスイス戦。澤の存在は希望も、守備面に大きな不安を残す
【なでしこジャパン】やはり澤穂希は“特別な存在”――。1年ぶりの代表戦で見せた輝き

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ