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なぜアーセナルで世界トップクラスのGKを育てたアイルランド人指導者は、日本の高校で監督を引き受けたのか?

カテゴリ:高校・ユース・その他

加部 究

2021年06月19日

アーセナルのコーチたちは重圧を選手たちに感じさせないようにポジティブな空気を醸す必要があった

ペイトン監督は一体いかなる方法で相生学院高の指導を行なっているのか。後編に乞うご期待。写真提供:相生学院高サッカー部

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 欧州やプレミアリーグの頂点を競うアーセナルでは、極限の重圧を経験してきた。
「特にずっと本拠地にしていたハイバリーを去り、新設のエミレーツ・スタジアムへ移ってからは、一気に経済的な責任も増した。チャンピオンズ・リーグでは、必ずノックアウトステージへの進出を義務づけられ、大きなプレッシャーがかかってくる。でもコーチたちは、その重圧を選手たちに感じさせないようにポジティブな空気を醸す必要がありました。それは若い選手を買ったり抜擢したりして一流選手に育て上げていくのに不可欠。そういう環境の中でセスク・ファブレガスが16歳でトップチームのデビューを果たすなど、次々に優秀な選手たちが羽ばたいていったのです」
 
 ペイトンが間違った日本語を使うと、選手たちからは笑いが広がる。それが張り詰めた空気を和らげ、再び前向きなトレーニングが継続される。圧倒的な経験値を持つ新監督は、短期間でマジシャンのようにチームを一変させた。(文中敬称略)

※後編につづく

取材・文●加部 究(スポーツライター)
 
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