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【日本代表】6月シリーズで序列を上げたのは誰? 国内組が最終予選で重要戦力となる可能性も

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年06月17日

円熟味を増したCB谷口の序列が上昇。ACLで最終予選レベルの相手と対峙

タジキスタン戦、セルビア戦と安定したプレーを見せた谷口。最終ラインの統率も堅実だった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 守備陣に目を向けると、森保監督が2019年アジアカップ(UAE)から重用してきた酒井宏樹(浦和)、富安健洋(ボローニャ)、吉田麻也(サンプドリア)、長友の4バックの位置づけは依然として不動と言っていい。右サイドバック(SB)は酒井宏樹のJリーグ復帰もあって今後は少し混とんとするかもしれない。室屋成(ハノーファー)、山根視来(川崎)のさらなる進化次第では、序列が微妙に変化することもありえそうだ。

 センターバック(CB)もフランスに赴いた植田直通(ニーム)とU-24の板倉滉(フローニンゲン)が着実に成長。円熟味を増した国内組の谷口彰悟(川崎)も現時点で2018年ロシア組の昌子源(G大阪)より序列的に上と見ていい。足りないのは国際経験だが、来週から始まるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)などで最終予選基準の相手とは対峙できるはず。その貴重な場を生かすことが、代表定着のポイントになる。昌子や中谷進之介(名古屋)についても同じことが言えるだろう。

 左SBは佐々木翔(広島)や小川が何度か試され、得点やアシストという明確な結果も残したが、世界基準を考えるとまだまだ長友に頼らざるを得ない。U-24の旗手怜央(川崎)は守備の不安があり、中山雄太(ズウォーレ)は逆に攻撃面が見劣りするため、すぐに最終予選でフル稼働させられる状態ではない。周囲への影響力含め、長友は今のチームに不可欠だ。ただ、彼も来季の去就が定まっておらず、今の状態を維持できる保証はない。どの選手も決め手に欠くのが実情だ。
 
 GKについても権田修一(清水)、川島永嗣(ストラスブール)、シュミット・ダニエル(シントトロイデン)の3枚のサバイバルが今後も続きそうだ。国内組の権田がトップの立場を死守するためには、Jリーグで圧倒的なパフォーマンスを見せ続けるしかない。今後も強い危機感を持って取り組むべきだ。

 このように、最終予選もこれまでの主力を軸に戦うと見られる。が、欧州組を取り巻く環境の変化、コロナ感染状況次第では国内組の新戦力が重要な役割を担うケースも出てきそうだ。何が起きてもいいような態勢を整えておくこと。それを森保監督と選手たちには強く求めたい。

取材・文●元川悦子(フリーライター)
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