坂元や古橋のスタメン起用の可能性は?
守備に関しても攻撃と同じことが言えます。今回はそんなに多くの時間で守備に回ることはないでしょう。ただ、ボールを奪う、セカンドボールを回収するためには、前の選手と後ろの選手の距離感・連動性に加えて、相手のレベルの高さに関係なく、自分たちの高い目標設定のなかでどれだけ相手に対して強度を持ってやれるかが大切です。
CBの中谷選手と昌子選手など、ここ最近は長く起用されていませんが、彼ら含め、吉田選手らと同等のレベルで強度を出せるかどうか。相手に1本もシュートを打たせない、といった気持ちの強さ、プレーの力強さを見せてくれることを期待しています。
チームの高い目標のなかで、2次予選を無失点で終えるのは当たり前になりました。前回のミャンマー戦から最終ラインのメンバーが変わるのであれば、新たにピッチに立つ選手は見せ場です。安定感のあるパフォーマンスを発揮してほしいです。
予想スタメンの話に戻りますが、おそらくファンの方々からは、坂元達裕選手や古橋亨選手を見たいという声も出るかもしれません。ただ、もし自分が監督をするのであれば、ある程度固定するところは固定してベースを作ったうえで、変えざるを得ないところは変えて、連動性や融合性を見ていく。タジキスタン戦は練習試合ではないので、点を取りに行く、勝ちに行くのが前提です。オプションを見てみたいのは当然ですし、私もそうなので、前半で試合を決めて、後半に様々なオプションを試せる展開にしてほしいですね。
CBの中谷選手と昌子選手など、ここ最近は長く起用されていませんが、彼ら含め、吉田選手らと同等のレベルで強度を出せるかどうか。相手に1本もシュートを打たせない、といった気持ちの強さ、プレーの力強さを見せてくれることを期待しています。
チームの高い目標のなかで、2次予選を無失点で終えるのは当たり前になりました。前回のミャンマー戦から最終ラインのメンバーが変わるのであれば、新たにピッチに立つ選手は見せ場です。安定感のあるパフォーマンスを発揮してほしいです。
予想スタメンの話に戻りますが、おそらくファンの方々からは、坂元達裕選手や古橋亨選手を見たいという声も出るかもしれません。ただ、もし自分が監督をするのであれば、ある程度固定するところは固定してベースを作ったうえで、変えざるを得ないところは変えて、連動性や融合性を見ていく。タジキスタン戦は練習試合ではないので、点を取りに行く、勝ちに行くのが前提です。オプションを見てみたいのは当然ですし、私もそうなので、前半で試合を決めて、後半に様々なオプションを試せる展開にしてほしいですね。
【著者プロフィール】
杉崎健(すぎざき・けん)/1983年6月9日、東京都生まれ。Jリーグの各クラブで分析を担当。2017年から2020年までは、横浜F・マリノスで、アンジェ・ポステコグルー監督の右腕として、チームや対戦相手を分析するアナリストを務め、2019年にクラブの15年ぶりとなるJ1リーグ制覇にも大きく貢献。現在は「日本代表のW杯優勝をサポートする」という目標を定め、プロのサッカーアナリストとして活躍している。Twitterやオンラインサロンなどでも活動中。
◇主な来歴
ヴィッセル神戸:分析担当(2014~15年)
ベガルタ仙台:分析担当(2016年)
横浜F・マリノス:アナリスト(2017年~20年)
◇主な実績
2017年:天皇杯・準優勝
2018年:ルヴァンカップ・準優勝
2019年:J1リーグ優勝
【日本代表PHOTO】タジキスタン戦に向け、吹田で練習を行ったA代表選手を特集!
杉崎健(すぎざき・けん)/1983年6月9日、東京都生まれ。Jリーグの各クラブで分析を担当。2017年から2020年までは、横浜F・マリノスで、アンジェ・ポステコグルー監督の右腕として、チームや対戦相手を分析するアナリストを務め、2019年にクラブの15年ぶりとなるJ1リーグ制覇にも大きく貢献。現在は「日本代表のW杯優勝をサポートする」という目標を定め、プロのサッカーアナリストとして活躍している。Twitterやオンラインサロンなどでも活動中。
◇主な来歴
ヴィッセル神戸:分析担当(2014~15年)
ベガルタ仙台:分析担当(2016年)
横浜F・マリノス:アナリスト(2017年~20年)
◇主な実績
2017年:天皇杯・準優勝
2018年:ルヴァンカップ・準優勝
2019年:J1リーグ優勝
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