宇佐美は川崎戦での通算ゴール数を3に伸ばしたが、「プロ入り後のゴール数の内訳」は表のとおりになっている。神戸戦が最も多い「11」で、清水戦と徳島戦が「6」、そして浦和戦、FC東京戦、山形戦の「4」と続く。
第1ステージ15節の相手は、過去11発と“カモ”にする神戸。さらに17節も過去4発の山形戦。いずれも宇佐美にとって相性が良く、このままゴール量産も期待できる。
引き分けに終わった川崎戦後、宇佐美は自身のゴール数に関してこう語った。
「今日は自分のゴールが結果につながらなかったけど、1試合で1点ぐらいのペースが理想。悪くはない数字だと思うのでこのまま続けていきたい」
昨季は26試合で10ゴールだったが、今季は11試合を終えてすでに10ゴールと並んだ。自身が口にする「1試合で1得点」のペースで量産しており、今季の開幕前に掲げていた「20ゴール」は射程圏内と言える。
このまま好調を維持できれば、05年にG大阪を優勝に導いたアラウージョの「33ゴール」超えも決して不可能ではない。
取材・文●大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)