• トップ
  • ニュース一覧
  • 【なでしこサッカー新時代】第2回 鮫島彩 (前編)|「なでしこが勝てるなら何でもやる!という気持ちなんです」

【なでしこサッカー新時代】第2回 鮫島彩 (前編)|「なでしこが勝てるなら何でもやる!という気持ちなんです」

カテゴリ:日本代表

西森彰

2021年05月26日

「”今”⾃分にできることをとことんやろう」

写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

――では、オリンピックは、⼥⼦W杯の時とどう戦い方が変わってくるのかという部分を、具体的に教えてください。

 ⾃分たちがなるべく、ボールを持つ時間を⻑くしたいです。以前よりも、練習中からパススピードだったり、それぞれの⽴ち位置だったりというのを意識して取り組んでいると感じています。

 守備の部分では、チームとしてどう守るのかという⽅針がより具体的に固まったので、それを実戦でどれだけ徹底できるかだと思います。

――3⽉末には、⿅児島で⻑期間の合宿も行なわれましたね。

 ⻑期間、守備の課題に取り組むことができました。男⼦⼤学⽣のチームと対戦することで、五輪の対戦国を想定した際の課題が⾒つかり、対策を⽴てることが出来た。その積み重ねに⼿応えはあります。

――鮫島選⼿は、2011年のドイツ⼥⼦W杯で優勝を経験。優勝メンバーとして、当時のチームにあって今のチームにないもの、逆に今のチームにあって当時のチームにないものがあれば、教えてください。
 
 難しい質問ですね。私⾃⾝は、⽐べる必要がないと思っていますし、対戦相⼿も変わっているので……。

 ただ、⼥⼦W杯の決勝戦や、ロンドン五輪では、守備の時間が本当に⻑かった。相⼿の
シュートがバーやポストに当たる場⾯も多かったし、結果的に「終わってみたら勝っていた」という、運もあった。みなさんからも「運が良かったね」と⾔われることが多かったんです。

――勝ち進めたのは、運に助けられた?

 でも、その運というのは、引き寄せていた部分があると思うんです。ゴール前で皆が⾝体を張って、ひとりが捨て⾝のスライディングでいって、それをかわされたら、すぐ次の選⼿がカバーリングに⼊る。その姿勢が、本当に数センチ、数ミリでも、相⼿のシュートがちょっとずれるようなことに繋がっていたんじゃないかなと。

 そういう運を引き寄せるために、身体を張る、戦うという部分では、優勝した時のメンバーは凄いものがありましたね。

――では、今のなでしこの強みは?

 とにかく技術の⾼さがあります!!

 加えて、戦術理解度も⾼いです。だからこそ、チームとしてもっといろんな部分を⾼めていければ、必ず結果が出せるメンバーだと信じています。

――ここ数年間の鮫島選⼿は、チームをけん引する使命感が、⼀段と強くなってきているように感じます。

 年齢的にも、ただ後ろをついていくだけではいけない⽴場なので、若い頃に⽐べて考えるようになりました。もうとにかく、「なでしこが勝てるのならば、何でもやる!」という気持ちなんです。

 これから、メンバー選考やチームを固めるという段階に⼊ってくると思います。⾃分がどんな⽴場になろうとも、チームが良い結果を出すために、”今”⾃分にできることをとことんやろうという気持ちで臨んでいます。

(後編に続く)
【関連記事】
【なでしこサッカー新時代】第1回 菅澤優衣香 |不動のエースが東京オリンピックへ、そしてWEリーグ開幕へ懸ける想い (前編)
【なでしこサッカー新時代】第1回 菅澤優衣香 |不動のエースが東京オリンピックへ、そしてWEリーグ開幕へ懸ける想い (前編)
「美人姉妹!?」鮫島彩&清水梨紗、なでしこ不動のSB2ショットに反響!週末はWEリーグPSMでマッチアップか

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ