僕たちFC今治の後半戦を考えると、参考になる首位チームがＪ２、Ｊ３と２チームあります。

　昇格初年度で前半戦を首位で折り返す躍進を遂げた北九州と、前半戦を無敗で駆け抜けた秋田。この２チームが首位たる所以のプレーやチームコンセプトを考察しながら、僕たちFC今治も良い部分を学んでいく必要があります。学んで得た力を出し続けることで、昇格争いに絡んでいけると信じています。

　現在９位と中位に付けていますが、後半戦の巻き返しから、昇格争いに加わっていくさまを見守っていただけると嬉しいです。

＜了＞

橋本英郎

PROFILE
はしもと・ひでお／1979年5月21日生まれ、大阪府大阪市出身。ガンバ大阪の下部組織で才能を育まれ、1998年にトップ昇格。練習生からプロ契約を勝ち取り、やがて不動のボランチとして君臨、J1初制覇やアジア制覇など西野朗体制下の黄金期を支えた。府内屈指の進学校・天王寺高校から大阪市立大学に一般入試で合格し、卒業した秀才。G大阪を2011年に退団したのちは、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪、長野パルセイロ、東京ヴェルディでプレー。昨季からJFLのFC今治に籍を置き、見事チームをJ3昇格に導く立役者のひとりとなった。日本代表はイビチャ・オシム政権下で重宝され、国際Aマッチ・15試合に出場。現在はJリーガーとして奮闘する傍ら、サッカースクールの主宰やヨガチャリティー開催など幅広く活動中だ。Jリーグ通算／451試合・21得点（うちJ1は339試合・19得点／2020年９月25日現在）。173センチ・68キロ。血液型O型。