【ブンデス20-21開幕ガイド】新シーズンのみどころをチェック!ブンデスリーガ全18チームの注目ポイント第6回

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遠藤孝輔

2020年09月17日

残留できれば「奇跡の」という枕詞がつくだろう

PSVからのレンタルという形でビーレフェルトに加入した堂安。この日本代表アタッカーが、初挑戦のブンデスリーガでどんな輝きを放つか注目だ。(C) Getty Images

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■ビーレフェルト(19-20シーズン:2部優勝)
監督:ウーベ・ノイハウス
 
 近年の昇格クラブは“二種類”に大別できる。2部時代までと同様に強気のスタイルを貫くか、1部仕様の割り切った戦術(守備重視、リスク回避)で戦うか、だ。前者は一昨シーズン途中までのニュルンベルクと昨シーズンのパーダーボルンが当てはまる。結果は周知のとおり、どちらも降格を余儀なくされた。はたしてビーレフェルトが歩む道は——。
 
 就任3年目、60歳にして初めてブンデスリーガで指揮を執ることになったウーベ・ノイハウス監督は自分たちのスタイルを曲げない考えだ。ただし、かつてのニュルンベルクやパーダーボルンのように、攻撃サッカーにこだわっているわけではない。複数のシステムを用いたり、リトリートとハイプレスを使い分けたりする柔軟性こそが彼らの強みだ。
 
 年間予算が18チームで最も少ないゆえ、タレント力は昨シーズンのパーダーボルンと同程度か。アウクスブルクから新加入のFWセルヒオ・コルドバや元ケルンのMFマルセル・ハルテルなど一部を除き、ブンデスリーガ未経験者が大半を占めるスモールクラブだ。
 
 残留できれば「奇跡の」という枕詞がつくだろう。それは首脳陣も認めており、サミル・アラビSDは『SPORTSBUZZER』で「観衆の力を借りて」ホームでトップクラブを相手に驚きの勝利を収める必要性を口にしている。それを成し遂げたのが、一昨シーズンのデュッセルドルフであり、昨シーズンのウニオン・ベルリンだ。理想を闇雲に追いかけるのではなく、現実的なサッカーで昇格1年目に残留を勝ち取った両チームを模範とする。
 
 とはいえチームスタイルだけで残留できるほど、ブンデスリーガの舞台は甘くない。とりわけ攻撃面で決定的な違いを作り出すタレントが必要だろう。デュッセルドルフならウインガーのドディ・ルケバキオ(現ヘルタ・ベルリン)とベニト・ラマン(現シャルケ)、ウニオン・ベルリンならCFセバスティアン・アンデションが残留の原動力となるパフォーマンスを披露した。ビーレフェルトで彼らのような存在になりうるのは堂安だ。
 
 局面打開力に優れ、左足の鋭いシュートも武器とする日本代表アタッカーが、初挑戦のブンデスリーガでどんな輝きを放つか。右ウイングの先発で新天地デビューしたDFBカップ1回戦では決定的な仕事をこなせず、チームも4部のエッセンにまさかの完封負けを喫した。
 
 期待したいのは同僚や監督の顔色を窺うより、むしろチーム状況を一人で好転させるようなプレー。それこそルケバキオは結果を残すことで、やや独り善がりなプレーも許容されていた。堂安にはそのベルギー人アタッカーに勝るとも劣らないポテンシャルがあるはずだ。
 
文●遠藤孝輔
 
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