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【ブンデス20-21開幕ガイド】新シーズンのみどころをチェック!ブンデスリーガ全18チームの注目ポイント第4回

カテゴリ:PR

遠藤孝輔

2020年09月10日

ファンは最悪のシナリオを覚悟しておく必要も

ローン先のケルンで1部残留に貢献し、1年ぶりにチームに戻ってきたウート。新戦力の獲得が望めない以上、彼らレンタルバック組への期待は大きくなる。(C) Getty Images

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■シャルケ19-20シーズン:12位)
監督:デイビッド・ワグナー
 
 FWミヒャエル・グレゴリチュ(→アウクスブルク)、MFウェストン・マッケニー(→ユベントス)、ダニエル・カリジューリ(→アウクスブルク)、DFジョンジョ・ケニー(→エバートン)、ジャン=クレア・トディボ(→バルセロナ)、GKアレクサンダー・ニュベル(→バイエルン)と数多くの主力がチームを去った。一方、新加入は36歳のFWヴェダド・イビシェビッチしかいない。
 
「負債は約2億ユーロ」と囁かれるクラブに大物を獲得する余裕は当然ない。フロントは人件費の削減を発表済みで、サラリーの上限は250万ユーロに設定した模様。つまり前記した選手たちと同レベルの新戦力を確保できるかどうかも怪しい。デイビッド・ワグナー監督が『キッカー』で「スカッドのバランスがとれていない」と嘆いたのも頷ける。
 
 レンタルバックの選手頼みになりそうなのはケルン同様だ。いや、それはケルン以上かもしれない。新守護神候補は1年ぶりに復帰のラルフ・フェーアマンで、ケニーに代わる右SBのレギュラー候補はやはり1年ぶりに復帰のセバスティアン・ルディが濃厚になっている。イビシェビッチがバックアッパーの立場を受け入れている2トップの一角には、ケルンの残留に貢献し、2020年1月以来の帰還となったマルク・ウートが入りそうだ。
 
 クラブはすでにヨーロッパカップ戦の出場権を目指さない意向を示している。スポーツディレクターのヨヘン・シュナイダーはそれを「向こう1~2年、あるいは3年に変更する必要がある」と公言している。ドイツ屈指の熱狂度を誇るシャルカーたちにとっては受け入れがたい表明だが、昨シーズンの19節から16戦未勝利に終わっているチームに明確な上積みが見られない以上、新シーズンの展望はどうしたって明るくならない。
 
 ツキにも見放されている印象だ。なにしろ開幕から5節までにバイエルン、RBライプツィヒ、ドルトムントとアウェーゲームを戦わなければならないのだ。序盤戦から下位に沈み込み、年間を通して「降格」の二文字に戦々恐々とする――。シャルカーはそんな最悪のシナリオも覚悟しておく必要があるかもしれない。

【ブンデス20-21開幕ガイド 第5回】は9月15日(火)配信予定です。

文●遠藤孝輔

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