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【ブンデス20-21開幕ガイド】新シーズンのみどころをチェック!ブンデスリーガ全18チームの注目ポイント第4回

カテゴリ:PR

遠藤孝輔

2020年09月10日

トップ10に入ればそれこそサプライズだ

昨年11月に指揮官に就任し、2年目のシーズンを迎えるギスドル。自身に対する懐疑的な見方を覆すことができるか。(C) Getty Images

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■ケルン19-20シーズン:14位)
監督:マルクス・ギスドル
 
 期待よりも不安が先に立つ。まずは就任早々に10戦8勝を挙げたとはいえ、新型コロナウイルスによる中断明けから9試合未勝利(4分け5敗)と尻すぼみだったマルクス・ギスドル体制の継続が決定。すでに「賞味期限切れ」といった手厳しい指摘も聞こえてくる。
 
 移籍市場での振る舞いもファンの心配を増幅させている。とくにFWのテコ入れが遅々として進んでいないのが頭痛の種。残留の立役者となったマルク・ウートの買い取りに失敗(シャルケが求める移籍金1000万ユーロがネックに)したうえ、ジモン・テロッデがハンブルクに新天地を求めたにもかかわらず、代役をひとりも確保できていないからだ。
 
 主要ターゲットだったロビン・ハックはニュルンベルクのロベルト・クラウス監督に譲渡を拒否され、契約間近に迫っていたパーダーボルンのストレリ・マンバはメディカルチェックで問題発覚→獲得見送りとなった。今後、第3~4希望の新戦力候補を迎え入れたとして、ウートやテロッデの穴が埋められるとは到底考えられない。
 
 ここまで中盤とDFラインの補強もゼロで、ともに2部クラブからレンタルバックのセントラルMFサリフ・エズジャン、SBヤネス・ホルンを戦力(頭数)として計算せざるをえない厳しい状況だ。ギスドル監督はユース所属の新鋭をためらわずに起用する指揮官だが、経験の浅い若手だけでチーム力の向上を図るのはギャンブル色が濃すぎるだろう。
 
 唯一、GKに関しては満点の補強を敢行した。ハノーファーからドイツ代表歴を持つロン=ロベルト・ツィーラーを1年間のローンで獲得したのだ。ワールドクラスになる資質を備えながら、最後の壁を突き破れずにいる守護神ティモ・ホルンに良い刺激を与えるだけでなく、自身が一気にレギュラーの座を奪ってもおかしくない実力者だ。ちなみに、U-17までケルンに所属していたプロフィールも持っている。
 
 もっとも、フィールドプレーヤーの増強がない現時点では残留が関の山だろう。トップ10に入れば、それこそサプライズとなる。前評判は昇格1年目の昨シーズンと同等以下だ。
 
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