日本代表の右サイドバックには、常に安定の内田がいた
カナダ大会は、19歳の内田に刺激を与え、「これから」を考える良いキッカケになった。かつて「黄金世代」の小野伸二、稲本潤一、さらに「谷間の世代」と言われた大久保嘉人、松井大輔らがワールドユースで刺激を受けて世界に飛び出していったように、内田はこの時から「海外」を強く意識するようになっていったのである。
この大会の後、内田は北京五輪を戦うU-23日本代表、2010年南アフリカ・ワールドカップの日本代表メンバー入り果たす。2010年にはシャルケへの移籍を実現し、2014年ブラジル・ワールドカップに挑む日本代表の主軸となって戦った。残念ながらU-20ワールドカップ・カナダ大会、北京五輪、ブラジル・ワールドカップと自らがプレーした世界大会は、チームとしていい結果を残せなかった。だが、チームの右サイドバックには、常に安定の内田がいた。ウッチーはシャルケでウッシーになり、世界の舞台を楽しんだ。
そのキッカケになったカナダから13年目で決めた32歳での現役引退。たぶん、内田はもう少し世界で戦いたかったはずだ。
取材・文●佐藤 俊(スポーツライター)
【PHOTO】32歳で引退の内田篤人。右サイドを駆け抜けたキャリアを厳選ショットで振り返る!
この大会の後、内田は北京五輪を戦うU-23日本代表、2010年南アフリカ・ワールドカップの日本代表メンバー入り果たす。2010年にはシャルケへの移籍を実現し、2014年ブラジル・ワールドカップに挑む日本代表の主軸となって戦った。残念ながらU-20ワールドカップ・カナダ大会、北京五輪、ブラジル・ワールドカップと自らがプレーした世界大会は、チームとしていい結果を残せなかった。だが、チームの右サイドバックには、常に安定の内田がいた。ウッチーはシャルケでウッシーになり、世界の舞台を楽しんだ。
そのキッカケになったカナダから13年目で決めた32歳での現役引退。たぶん、内田はもう少し世界で戦いたかったはずだ。
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