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【THIS IS MY CLUB】竹原稔社長が愛して止まない鳥栖というクラブ、街。すべては地域の繁栄を願って――

カテゴリ:Jリーグ

古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

2020年06月30日

「ご心配をかけて本当に申し訳ございませんと…」

竹原社長が就任した11年にチームは昇格。その後、鳥栖は常にJ1で戦っている。(C)J.LEAGUE PHOTOS

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――昔からそのような考えを持たれていましたか?
「例えば18歳くらいの時は、足は速いほうがいい、身体は強いほうがいいと単純に考えていましたね。そのなかで色々な経験を積んで、効率的に考えるようになりました」

――先ほど高校時代の話が出ましたが、サガン鳥栖は近年、育成組織の活躍も特徴的ですね。
「ユースの育成はすぐに結果ができるわけではありません。育成クラブを目指して今まで取り組んできたことが実を結んだと思っています」

――育成クラブを目指した理由はなんでしょう?
「地元出身の選手が試合で活躍すれば、『息子の同級生が試合に出ているよ』というように親近感も生まれると思いますし、地域に根差したクラブづくりを考えれば、それが理想ですね」
 
――ではサガン鳥栖、そして街をどうしていきたいですか?
「強くないと憧れの的にもなりませんし、街の象徴にもなれないかもしれませんが、勝っても負けても応援されるようなチームになりたいですね。街の皆さんのコミュニケーションのひとつのツールとしてサガン鳥栖というチームがあって、サッカーを通じて感動があるから鳥栖に住みたいと言ってもらえるような日が来ることを願っています。そして、試合の日は街がカーニバルのようになって皆さんが陽気になる。感動の物語を送り出す、皆さんと作っていくというイメージですね」

――賑やかになりそうですね。
「例えば鳥栖の人は元気で、鳥栖は優しい街で、サガン鳥栖というチームがあって住んでみたいよねと。そういう街になって老若男女問わずサガン鳥栖の話をしてほしいですね」

――最後に、そんなサポーターへメッセージをお願いできますか?
「まずご心配をかけて本当に申し訳ございませんとお詫びしたいです。そして、このような状況下でも、サガン鳥栖へのご支援、ご声援を送っていただける皆様に感謝の気持ちをお伝えしたいです。ありがとうございます。サッカーを通じて皆様に少しでも恩返ししたい、街に元気や勇気をお届けしたいという思いを込めて戦います! (リモートマッチでは)一緒に戦ってほしいです。ご自宅からでも、どこからでも、声援を送っていただきたいです。そして、選手、監督、コーチの後押しをしてください!」

取材・構成●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)
協力●DAZN
 
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