「京都では絶対に9番をつけさせてほしい、という自分がいなかった」
――背番号は「9」を選んだ。
「自分が輝いた時、調子が良かった時は、これまで必ず『9』番をつけていました。9番を背負うと必ず何かが起きてきた。栃木でもその“何か”が待っているはずです」
――9番をつけることで、ストライカーのプライドも取り戻したと?
「昨年の京都では9番が空いていたけれど、他の選手が付けるかもしれないからダメだと言われ、それ以上、要求しなかった自分がいました。(2年前までつけていた)10番は庄司(悦大)の番号になっています。でも、そこで絶対に9番をつけさせてほしい、という自分がいなかった。もちろん京都で実績をほとんど残せていなかったという引け目もどこかにあり、『分かりました』と応じて、そこで何も感じなかった。自分に何かが足りていない、と思ったのでしょう。
今年は(強化部長の)山口さんと話すなかで、『9番をつけたいです』と伝えました。9番を背負うことで、必ずいいパフォーマンスを見せられるし、チームにも効果をもたらせる自信がありました」
――覚悟が伝わってくるね。
「蔚山で2018年に半年間移籍した時、背番号9をつけて、ボランチからトップ下にポジションを移して、すぐに点を取れました。半年間で14試合に出て3ゴール・7アシストを記録できました。今季はそのポジションでできているので、点を取れる自信もあります。何よりもチームの目標を叶えることに貢献したい。『今年はちょっとスタジアムに行くのどうしようかな?』とためらっている栃木のファンが、週末に試合に行きたくてワクワクしてもらえる。そんなチームになっていけます、このメンバーでしたら」
「自分が輝いた時、調子が良かった時は、これまで必ず『9』番をつけていました。9番を背負うと必ず何かが起きてきた。栃木でもその“何か”が待っているはずです」
――9番をつけることで、ストライカーのプライドも取り戻したと?
「昨年の京都では9番が空いていたけれど、他の選手が付けるかもしれないからダメだと言われ、それ以上、要求しなかった自分がいました。(2年前までつけていた)10番は庄司(悦大)の番号になっています。でも、そこで絶対に9番をつけさせてほしい、という自分がいなかった。もちろん京都で実績をほとんど残せていなかったという引け目もどこかにあり、『分かりました』と応じて、そこで何も感じなかった。自分に何かが足りていない、と思ったのでしょう。
今年は(強化部長の)山口さんと話すなかで、『9番をつけたいです』と伝えました。9番を背負うことで、必ずいいパフォーマンスを見せられるし、チームにも効果をもたらせる自信がありました」
――覚悟が伝わってくるね。
「蔚山で2018年に半年間移籍した時、背番号9をつけて、ボランチからトップ下にポジションを移して、すぐに点を取れました。半年間で14試合に出て3ゴール・7アシストを記録できました。今季はそのポジションでできているので、点を取れる自信もあります。何よりもチームの目標を叶えることに貢献したい。『今年はちょっとスタジアムに行くのどうしようかな?』とためらっている栃木のファンが、週末に試合に行きたくてワクワクしてもらえる。そんなチームになっていけます、このメンバーでしたら」
――昨季は苦しんだ?
「FCソウルでチームメイトだったデヤン(ダミヤノビッチ/モンテネグロ代表)は、『毎日喜んでプレーできる環境があれば、それでいい。それが一番だ』とよく言っていました。僕もそう思いたかったけれど、心身のバランスを取れず太ってしまうなどコンディションを整えられなくなりました。ただ、そうした経験をしたからこそ、今の自分もいて、まだまだサッカーのために人生を懸けたいと思えている。16歳でナビスコカップに初めて出場した時のような、あのキラキラした目を取り戻しましたね(笑)」
――いい目だね!
「サッカーができて、試合に出られて、5分でも、45分でも、90分でも、その時間に死ぬ気でやるのみです。結果はどうなるかは1年通して見ればいい。それぐらいの思いでやります。そのためにも、まず1点。早くゴールを決めたいです。最近、点を取る夢も見ましたから」
――「9番」を一段と輝かせたいですね。
「浦和レッズで9番を付けていたOBである福田正博さんは、僕にとって永遠のアイドルです。3歳からサッカーボールを蹴るようになり、初めて駒場に行った時、興奮して痺れました。今でも福田さんと話す時、緊張して震えますから。岡野(雅行)さん、土田尚史さんも憧れの的です。だから、ずっとアイドルでもある福田さんの『9番』を栃木でつけられて嬉しい限りです。この背番号とともに、J1昇格を成し遂げてみせます」