「自分が幸せを感じながらサッカーできる環境が栃木にあると思いました」
――改めてセルが栃木SCに加入した経緯と理由を教えてほしい。
「海外や日本の他クラブとも話はしていました。その中で栃木を選んだのは、強化部長の山口さん(山口慶氏)と話をした時、栃木を本気で変えたい、そのために必要としている、と言ってくれた言葉が心に響いて、それが一番に挙げられます。プロとして15年間、いい意味でも、悪い意味でも、給与の面では恵まれた環境でプレーさせてもらってきました。ただ、お金よりも、自分を本当に必要としてくれて、本気で何かを変えたい、同時に自分も一緒に変わりたいと思えるチーム。それが栃木でした。
必要とされ、自分が幸せを感じながらサッカーできる環境が栃木にあると思いました。山口さんは『恥ずかしいオファーではありますけれど』と言っていましたが、僕を必要としてくれている思いがすごく伝わってきて嬉しかった。もちろんプロですからお金のためにもサッカーをしていますが、それより大事なものがあると、山口さんや橋本(大輔)社長と真剣に話をするなかで感じられて、その魅力的な栃木SCに行きたいと強く思いました」
――栃木はいい補強をしたな、と思いましたよ。
「ハハハ。ありがとうございます」
「海外や日本の他クラブとも話はしていました。その中で栃木を選んだのは、強化部長の山口さん(山口慶氏)と話をした時、栃木を本気で変えたい、そのために必要としている、と言ってくれた言葉が心に響いて、それが一番に挙げられます。プロとして15年間、いい意味でも、悪い意味でも、給与の面では恵まれた環境でプレーさせてもらってきました。ただ、お金よりも、自分を本当に必要としてくれて、本気で何かを変えたい、同時に自分も一緒に変わりたいと思えるチーム。それが栃木でした。
必要とされ、自分が幸せを感じながらサッカーできる環境が栃木にあると思いました。山口さんは『恥ずかしいオファーではありますけれど』と言っていましたが、僕を必要としてくれている思いがすごく伝わってきて嬉しかった。もちろんプロですからお金のためにもサッカーをしていますが、それより大事なものがあると、山口さんや橋本(大輔)社長と真剣に話をするなかで感じられて、その魅力的な栃木SCに行きたいと強く思いました」
――栃木はいい補強をしたな、と思いましたよ。
「ハハハ。ありがとうございます」
――集客面では、ちょっとセルのプレーを観に行きたいなと思い、浦和から足を運びやすい立地にもあります。
「関東に戻ってきたことで、『レッズの試合がない時には栃木の試合を見に行くよ』と声を掛けてくれた浦和のファンの方もいました。だから栃木に来て、『地元』に戻ってきた感じがすごくあります(笑)」
――田坂監督の印象は?
「僕が中学生(浦和ジュニアユース)の頃から知っていて、自分のいい部分を理解してくれていて、とてもやりやすいです。プラスアルファで直さないといけない部分も指摘してくれます。選手と監督として、そして人と人として、それぞれの関係性が上手くできている。もちろんサッカーの話になれば、田坂さんが求めていること、監督が望んでいることをやりながら、自分の良さを出そうと考えます。ピッチから離れれば、いろんな話もしています。コミュニケーションの部分で、すごくいい関係性を築けています。この年齢で田坂さんが監督になってくれて良かったなと思っています」
――絶対にここから這い上がってみせる。その意識が、田坂和昭監督とセルをはじめ、チームから強く感じられます。
「それしかないです。気持ちは、まったく切れていません。あらゆる人に『セルはすごいな』と思わせるぐらいのプレーを見せる。それぐらいの覚悟を持っています。そのためにトレーニングをして、食事にも気を付けていますが、すべてがいい方向へと向かっています。Jリーグでは3年間ノーゴールでした。ただキャンプから高い意識で臨めて、この中断期間に入っても、(3月28日の)鹿島アントラーズとの練習試合ではゴールを決め(スコアは1-1)、チームのためになるプレーでも貢献できました。早くそういった姿をリーグ戦で見せたい。昨シーズンまでの3年間は、むしろ、こうした気持ちになれているからこそ、意味あるものだったと思えています」