プロ化での課題はやはりクラブ経営。成績の浮沈だけに頼るばかりでは…
最大の問題は、このWEリーグに参加する各クラブ(そしてリーグ自体)が、採算をとれるかどうかだ。リーグへの加盟金、年会費、さらに前述した最低15名のプロ契約に、プロリーグに相応しいトレーニング・試合会場の確保。そして、相当数の役職員雇用等が義務付けられている。これまでとは、支出金額が違う。
選手やコーチングスタッフが、勝利を求め、良質のプレーを提供する。それは、スポーツとしての大前提だ。しかし、同じ畑だけを耕していても、前年度から飛躍的に収穫が増えることはない。これまで手を抜いてきたわけでなければ、なおさらだ。
こうした中、「全てのチームが『リーグ優勝を目指す』とファンに約束しても、公約達成は1チームだけ。成績の浮沈だけに、集客、売り上げを託すのは、そもそも間違っているのではないか」と考えるクラブ関係者も増えてきた。彼らは、顧客満足度をベースに「試合結果は不確定要素を伴うが、楽しんで帰ってもらうことは約束できる」とアプローチのやり方を模索している。
WEリーグのクラブ経営には、チーム強化以外の職能に秀でた人間が必要になっていくだろう。リーグに関わる「WE=私たち」の一人ひとりが、それぞれの多様性を活かし、長所、強みを発揮していかなければ、成功はおぼつかない。
選手やコーチングスタッフが、勝利を求め、良質のプレーを提供する。それは、スポーツとしての大前提だ。しかし、同じ畑だけを耕していても、前年度から飛躍的に収穫が増えることはない。これまで手を抜いてきたわけでなければ、なおさらだ。
こうした中、「全てのチームが『リーグ優勝を目指す』とファンに約束しても、公約達成は1チームだけ。成績の浮沈だけに、集客、売り上げを託すのは、そもそも間違っているのではないか」と考えるクラブ関係者も増えてきた。彼らは、顧客満足度をベースに「試合結果は不確定要素を伴うが、楽しんで帰ってもらうことは約束できる」とアプローチのやり方を模索している。
WEリーグのクラブ経営には、チーム強化以外の職能に秀でた人間が必要になっていくだろう。リーグに関わる「WE=私たち」の一人ひとりが、それぞれの多様性を活かし、長所、強みを発揮していかなければ、成功はおぼつかない。
WEは、Women Empowerment の略。参入基準には「役職員の50%以上を女性とすること」が示されている。近年、女性の社会進出が叫ばれて久しいが、こうした「女性が活躍する場所」のモデルケースとしても期待されている。
これまでは、先を走る男子サッカーを教本としてきた女子サッカー界。そこに女性特有のしなやかさを加えて、その魅力を伝え、WEリーグを発展させていってほしい。
文●西森 彰(フリーライター)
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