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「市船サッカー部は大きな名刺」OBペナルティが名門の真髄を語る! 後輩部員を熱血トークで激励

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2020年05月22日

「ポケットにいろんなものを詰め込んで、再開に臨んでほしい」「前を向いて頑張っていきましょう!」

 ペナルティの二人と波多監督、石田主将を交えた語らいは1時間近く続いた。最後に後輩のために多くの話をしてくれたペナルティの二人に対し、石田主将は「今日はこのようにズーム講演会を開いていただき、本当にありがとうございます。昔の市船の話や凄く楽しい話でした。今日の経験を一人ひとりが意識をしてプラスのものにしていきたいと思います。次は選手権の決勝の舞台に呼べるように頑張りたいと思います」と語ると、波多監督も「ヒデさん、ワッキーさんありがとうございました。本当に貴重な時間をいただきまして、選手たちの心に響いたんじゃないかなと思います。我々が恩返しするには結果で返すことが大事だと思いますので、今をしっかり乗り切って、この先の大会、人生を過ごして、OBとしてこれからお世話になることもあると思うので、市船ファミリーとしてこれからもよろしくお願いします」とお礼の言葉を述べた。

 波多監督は最後に「ワッキーさんはこれから芝刈りのシーズンで忙しいと思いますが、よろしくお願いします」と振ると、すかさずワッキーさんは自身のギャグである芝刈り機を披露。真剣かつ笑いありの講演会は、大きな笑いで幕を閉じた。

 選手たちにとっては有意義な時間だっただろう。どの言葉も後輩たちであり、市船の大きな名刺を背負った『同士』たちに対しての、熱量のこもったものだった。今、選手たちは未曾有の危機の中で、難しい状況に置かれているのには変わりはない。だが、そこでただ毎日を過ごすのではなく、刺激を得ながら自分自身を見つめ直し、そこから新たな自己と未来への活力を見出していかなければいけない。ペナルティの二人が送ったメッセージは随所にそれが盛り込まれていた。

 最後に二人が選手たちに送った言葉を記したい。

「今はチームを見直す時間だったり、自分に足りないものを補う時間だったりするよね。そういう時間って本来ならなかったわけですから、ここで『ただでは起き上がらない』とポケットにいろんなものを詰め込んで、再開に臨んでほしい。本当に微力ですが、僕らがやれることはやりたい。僕らが今回は代表のようになっていますが、みんな本当にそう思っています」(ヒデさん)

「市船の『和以征技』(和を以って技を征す)。未だに横断幕がありますよね。その『和』というのは、今年の代だけではなく、ずっと脈々と引き継がれていて、俺たちもその『和』の中に入っているんです。前を向いて頑張っていきましょう!」(ワッキーさん)

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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