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「市船サッカー部は大きな名刺」OBペナルティが名門の真髄を語る! 後輩部員を熱血トークで激励

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2020年05月22日

「あ、これが伝統なんだな」ワッキーさんが市船を取材して感じたこと

部員89名に向けて、リモートによる講演会を行なったペナルティの二人。熱い言葉で後輩たちを激励した。※写真はリモートミーティング中のスクリーンショット。

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 そう投げかけると、深く頷きながら聞いていたワッキーさんも後に続いた。
「素晴らしい伝統が受け継がれているんだなと感じるんです。僕らが30年前に布啓一郎監督(現・松本山雅FC監督)に教わっている時には、常に『俺たちにはまだ伝統がない。帝京さん、国見さんには伝統があるけど、俺たちにはないからまだ弱いんだ』と言われていた。その時の僕は『何だよ、伝統なんていらないじゃん。これだけ一生懸命サッカーをやってきているんだから、俺らでも勝てるよ!』と思っていて、『伝統』の意味が分からなかった。

 でも今から7、8年前に市船に取材に行った時に、当時のキャプテンにインタビューをしたのですが、その時に一番心に残っているのが、『僕らはこの青いユニホームを着ている限り、絶対に負けられないんです』と言ったんです。『先輩たちから受け継がれているこの青いユニホームを着る責任があります』という言葉を聞いた時に、『あ、これが伝統なんだな』と」

 あの時の布監督の言葉の意味が卒業して時が過ぎてから痛いほど分かった。同時に市船が積み上げ続けている伝統の重さも再認識をした。

ワッキー:確かに僕らの時はこの青いユニホームにそこまでの重みはなかったよね、ヒデさん?

ヒデ:僕が中3の時に初めて市船が全国大会に出て、選手権初戦で国見に0−5という大敗を喫して、そこから『打倒・国見』、『目指せ全国制覇』が始まった。伝統は1日1日の積み重ねで、気づいて振り返ったら出来ているものだよね。

ワッキー:当時はどこに行っても、パッと帝京さんの黄色いユニホームを見たら『わ!帝京だ!』ってなっていました。でも今はみんなが青いユニホームでどこかに行ったら、相手が『わ!市船だ!』となるわけでしょ。それは素晴らしい伝統が受け継がれているなと思うんです。それが全てワッキーから始まったんだということですね。

ヒデ:は!? いやいや、最後おかしい!それまで凄くいい話だったのに、着地が思い切りグネってる!(笑)

ワッキー:波多監督、やっぱりこの青いユニホームの誇り、伝統はありますよね。

波多監督:そうですね、まさにおっしゃっていただいた通りで、市船はいつの時代も勝ち続けないといけない。それは今の選手たちも感じているところ。歴史や伝統を感じながら、プレッシャーのかかる中で責任を持って戦えるのは市船ゆえだと思います。それが成長につながると思いますし、そのために日々努力し続けることが我々の伝統だと思います。
 
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