今シーズンに2人のDFがイタリアへ
長友がインテルで活躍している間に、その永遠のライバルであるミランも日本人を手に入れた。CSKAモスクワからやって来た本田圭佑(現ボタフォゴ)だ。10番を背負ったMFは、疑いようもなく能力の高い選手であり、プロ意識もあった。ただ、彼のスタイルはミランの、そしてイタリアのサッカーには向いてはいなかった。
起用法のミスもあったかもしれないが、本領を発揮したとは言い難い。謙虚とは言えない性格も災いし、ベンチで苦しむ時間が少なくなかった。
その本田と長友が去り、一時的にセリエAでプレーする日本人はいなくなったが、今シーズンに2人のDFがイタリアに渡ってきた。冨安健洋と吉田麻也だ。
昨夏にボローニャに加わった冨安は、本職のCBではなく、右SBでレギュラーを確保。冷静な守備だけでなく、ビルドアップやオーバーラップなど攻撃でも貢献し、早くも不可欠な存在となっている。一方、今冬にサウサンプトンからサンプドリアレンタルされてきた吉田は、まだほとんどピッチに立っていないため、評価を下すのは時期尚早だ。
文●パオロ・フォルコリン
翻訳●利根川晶子
起用法のミスもあったかもしれないが、本領を発揮したとは言い難い。謙虚とは言えない性格も災いし、ベンチで苦しむ時間が少なくなかった。
その本田と長友が去り、一時的にセリエAでプレーする日本人はいなくなったが、今シーズンに2人のDFがイタリアに渡ってきた。冨安健洋と吉田麻也だ。
昨夏にボローニャに加わった冨安は、本職のCBではなく、右SBでレギュラーを確保。冷静な守備だけでなく、ビルドアップやオーバーラップなど攻撃でも貢献し、早くも不可欠な存在となっている。一方、今冬にサウサンプトンからサンプドリアレンタルされてきた吉田は、まだほとんどピッチに立っていないため、評価を下すのは時期尚早だ。
文●パオロ・フォルコリン
翻訳●利根川晶子