アジアカップ2015

アジアカップに挑む日本代表メンバー23人の2014年総括&近況レポート|国外組編

カテゴリ:日本代表

遠藤孝輔・松澤浩三・片野道郎

2014年12月16日

本田はよりゴールに直結するプレースタイルを磨きつつある。

2年目のミランで、本田はFW的なオフ・ザ・ボールの動きをレパートリーに加えた。 (C) Alberto LINGRIA

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FW
岡崎慎司(マインツ)
今季成績(ブンデスリーガ):14試合・8得点
 
 11月29日のシャルケ戦(ブンデスリーガ13節)と12月7日のハンブルク戦(同14節)でそれぞれ1ゴール。7戦連続未勝利と下降線を描いているチームとは裏腹に、岡崎自身はブンデスリーガの得点ランクで2位タイにつける8ゴールと波に乗っている。
 
 絶対的な得点源として君臨する一方で、サイドに流れてのチャンスメークや、守備時のハードワークにも奔走。攻撃の引き出しが少ないマインツにとって、限られたチャンスを高確率でモノにするだけでなく、前線でしっかりと起点になれる岡崎は、文字通り代えの利かない存在となっている。ほぼ満点に近い前半戦だった。
 
FW
本田圭祐(ミラン)
今季成績(セリエA):15試合・6得点
 
 今シーズンのセリエA15試合すべてに出場(12節ミラノ・ダービーを除く14試合がスタメン)、6得点・3アシストという数字を残している。
 
 10月19日の7節ヴェローナ戦以来、2か月近くゴールから遠ざかっているものの、4-3-3の右ウイングとして、敵2ライン(DFとMF)間に入り込んで仕掛けやアシストを狙うトップ下的なプレースタイルだけでなく、最終ラインの裏に走り込んだり、逆サイドからのクロスに合わせてファーサイドに飛び込んだりといった、FW的なオフ・ザ・ボールの動きもレパートリーに加え、よりゴールに直結するプレースタイルを磨きつつある。代表ではそれが開花することを期待したい。
 
FW
乾 貴士(フランクフルト)
今季成績(ブンデスリーガ):13試合・1得点
 
 2ゴールと躍動した11月のホンジュラス戦を境に、フランクフルトでの評価も上昇。ドイツ帰国後の最初のゲーム(12節のボルシアMG戦)でスタメンに名を連ねると、13年3月以来となる待望のゴールを奪い、14節のブレーメン戦では2アシストをマークした。
 
 トップ下に2列目両サイドと、ポジションが流動的だった序盤戦も身体のキレ自体は悪くなかったが、調子は明らかに尻上がり。アギーレジャパンでレギュラーを張ってもなんら不思議はない。
 
文:遠藤孝輔・松澤浩三・片野道郎

得点ランク2位タイの8ゴールはもちろん、サイドに流れてのチャンスメークなど、それこそ八面六臂の岡崎はマインツにとって代えの利かない存在だ。 (C) Getty Images

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