アジアカップ2015

アジアカップに挑む日本代表メンバー23人の2014年総括&近況レポート|国外組編

カテゴリ:日本代表

遠藤孝輔・松澤浩三・片野道郎

2014年12月16日

プレーの端々から試行錯誤している香川の様子が…。

2か月近くフル出場がない香川。期待値が大きかった分、失望も決して小さくない前半戦となった。 (C) Getty Images

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MF
長谷部 誠(フランクフルト)
今季成績(ブンデスリーガ):15試合・0得点
 
 開幕からの全15試合に先発出場しているとおり、フランクフルトの中盤に欠かせない存在となっている。
 
 4-1-3-2システムのアンカーを担った直近4試合で冴えていたのは、持ち前のパスワークはもちろん、絶妙なポジショニングや鋭い出足が光るディフェンスだ。
 
 必ずしも前評判が高くなかったチームが15節を終えた時点で、4位に3ポイント差と好位置につけているのは、1年目ながら瞬く間にチームにフィットして、攻守を支える存在となった長谷部の活躍に拠るところが小さくない。
 
MF
香川真司(ドルトムント)
今季成績(ブンデスリーガ):11試合・1得点
 
 リーグ戦では2試合連続でまったく出番がなく、フル出場に至っては10月18日のケルン戦を最後に一度もない。
 
 痛かったのは先発に名を連ねたチャンピオンズ・リーグのグループステージ6節、アンデルレヒト戦での不出来。後半にやや持ち直したとはいえ、敵のカウンターに繋がるボールロストが目立つなど、プレーの端々から試行錯誤している様子が見て取れた。
 
 もっとも、国内リーグで低迷しているドルトムントの中で、本来の実力を示せていない主力や不振に喘いでいる選手は香川だけではない。期待値が大きい分、失望も決して小さくない前半戦となった。
 
MF
清武弘嗣(ハノーファー)
今季成績(ブンデスリーガ):15試合・3得点
 
 初招集したアギーレ監督が「複数のポジションをこなせる」と語ったとおり、ハノーファーでは2列目のあらゆるポジションでプレー。新天地への適応に時間を要した影響もあり、序盤戦はなかなか違いを作り出せなかったものの、ドルトムントを敵地で破る殊勲のFKを決めた9節あたりから、前線での存在感を高めている。
 
 ただし、2列目の左サイドに固定されている直近4試合は守備の負担増もあってか、本職であるトップ下での起用時ほどの躍動感はない。得意のプレースキックなどで敵守備陣に脅威を与えているのは確かだが……。

ハノーファーで2列目を幅広くこなしているボリバレンスをアギーレ監督も評価。清武はアジアカップで貴重な戦力になりそうだ。 (C) Getty Images

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