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【セルジオ越後の天国と地獄】ガンバの勢いには目を見張るものがあるけど、他のチームも情けない

カテゴリ:特集

週刊サッカーダイジェスト編集部

2014年12月04日

ミラノダービーで『目玉』になれなかった本田と長友。

ダービーでは途中出場だった本田。対戦相手から分析され、得点チャンスは減少気味だ。 (C) Getty Images

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 11月23日にミランとインテルによるミラノダービーが行なわれたね。
 
 日本人対決として注目されたけど、目玉にはなれなかった。長友が先発したのに対し、本田はベンチスタート。残り18分のところでようやく出場したけれど、見せ場はほとんどなかったからね。
 
 ミランのインザーギ監督にとっては監督として迎える初のダービーだった。本田がスタメンを外されたのは代表戦での疲労を考慮したためという話だけど、本当に重要な選手なら、こうしたビッグマッチには必ず出場させるはずだよ。本田にこのところゴールが生まれていないのも、判断材料として大きかったんじゃないかな。
 
 本田はこれまで6ゴールを奪っているけど、セットプレー、カウンター、左足というように、形が分かりやすいから、当然研究されやすい。警戒されるのは承知のうえで、いかにそれを上回れるか。本田の真価が今、問われている。
 
 一方、長友に関して気になるのは、怪我が増えてきていることだ。ミラノダービーの少し前まで左足のふくらはぎを傷めていて、復帰してきたかと思ったら、先日のヨーロッパリーグのドニプロ戦で今度は右肩を脱臼してしまった。昨年も左足の半月板を傷め、長期離脱しているよね。
 
 プレースタイル的に無理をするタイプだし、インテルでのポジション争いも激化しているから、怪我や勤続疲労を抱えたまま出場し続けているだろうけど、セリエAは世界でも激しいリーグ。どこかでしっかりメンテナンスしたほうがいいだろう。下降線を辿りつつある本田の調子と、怪我が増えてきた長友のコンディション。いずれもアジアカップに向けて、不安の種になり得る。
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