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【レジェンドの言霊】カレカのフットボール哲学――『ワールドサッカーダイジェスト』の人気連載が特別版として登場!

カテゴリ:ワールド

ジェフェルソン・ロドリゲス

2014年11月28日

カレカが選ぶ「夢の11人」は――

これがカレカが選んだ「夢の11人」。82年のセレソンをベースにマラドーナとG・ミュラーを加えた超豪華メンバーだ。

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 このベスト11は82年スペイン・ワールドカップのセレソン(最高のチームだったよね!)と、僕がこれまで一緒にプレーしたチームメイトから選出した。
 
 システムはもちろん4-2-2-2で、中盤に2人のマエストロが君臨する形さ。
 
 GKはタファレル。セレソンでは90年から3大会連続でワールドカップに出場した。すべてのセーブが簡単に見えたのは、そう見せないポジショニングの妙だったり、高度な技術があったからこそ。GKに必要な全ての要素を高次元で兼ね備えていた。
 
 最終ラインは、素晴らしいテクニックを持ったレアンドロが右、抜群のキープ力とスタミナ、知性を兼備したジュニオールが左。CBはアウダイールとルイジーニョ。アウダイール! エレガントな守備者だったよね。闇雲なロングボールは蹴らない、不用意なファウルは犯さない。つねに頼りになる存在だった。
 
 中盤は、いずれもフットボール史に燦然と輝く巨星たちだ。ファルカンはボールがどんな色だったか知らないんじゃないか(笑)。それくらい、いつもルックアップして、背筋をピンと伸ばしてプレーする、卓越した司令塔だった。
 
 ジーコは日本のファンにはすっかりお馴染みだろう。完璧な10番にして、完璧なフィニッシャーだった。ソクラテスは「ワンタッチパスの達人」だけど、運動量も豊富で闘争心も旺盛だったな。
 
 このメンバーにアルゼンチンの天才マラドーナを加えて、完璧な中盤の出来上がり。マラドーナの凄さは、ナポリで一緒にプレーした僕が一番よく知っているよ(笑)。魔法のようなアシストの恩恵に与ったからね。
 
 2トップの一角は、ドイツのゲルト・ミュラー。スピードと爆発力がある最高のストライカーだったよね。そして最後のひとりは……、そう、この僕! お願いだ、このチームでプレーさせてくれ!(笑)
 
文:ジェフェルソン・ロドリゲス
翻訳・写真:MIJ International
 
カレカ
本名アントニオ・ジ・オリベイラ・フィーリョ。1950年10月5日生まれ、サンパウロ州アララクアラ出身。ナポリやブラジル代表で活躍した80年代を代表するストライカーで、93年から4年間、柏レイソルでプレー。JFLからJリーグへの昇格に多大な貢献を果たした。ナポリではマラドーナとのホットラインでゴールを量産、セリエA優勝とUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)優勝を成し遂げる。82年にデビューしたブラジル代表では、64試合・30得点。86年メキシコ・ワールドカップでは得点ランク2位の5ゴールを挙げた。

「ポケットサッカークラブ(=通称:ポケサカ)」と「ワールドサッカーダイジェスト」との新たなコラボ企画として「ポケサカ」に元ブラジル代表の名FW「カレカ」が登場!


 




 
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