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【日本代表】アギーレ流4-3-3を読み解く ポイントは「誰が」「どこで」「誰と」プレーするか――

カテゴリ:日本代表

飯尾篤史

2014年10月07日

システムと顔ぶれを固定した前任者とは対照的に――。

アギーレ体制下で初めてプレーする香川。インサイドハーフで誰とコンビを組むか、その人選に注目だ。 (C) Getty Images

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 10月シリーズでは、10日にジャマイカと、14日にブラジルと対戦する。以下に記したのは、この2試合に向けて招集されたMF登録の選手たちと、4-3-3(4-1-2-3)におけるプレー可能なポジションだ。
 
細貝 萌(3列目+2列目+4列目)
森重真人(3列目+4列目)
田中順也(2列目+1列目)
香川真司(2列目+1列目)
森岡亮太(2列目+3列目)
柴崎 岳(3列目+2列目)
田口泰士(3列目+2列目)
 
 最大の注目は、指揮官がインサイドハーフでの起用を明言した香川真司になるが、ポイントは、香川が誰と一緒にプレーするかだ。守備力の高い細貝や田口泰士とコンビを組めば、香川はより一層ゴールに近い位置でプレーすることができ、システムは香川がトップ下を務める4-2-3-1に近い形になるだろう。
 
 一方、吉田が辞退したことで、森重がCBで起用される可能性も生まれている。それに伴って細貝がアンカーに入り、香川のパートナーに柴崎や田中、あるいはヴィッセル神戸で10番を背負う森岡亮太が選ばれれば、チームは攻撃的な色合いを強めることになる。
 
 9月シリーズよりもレベルとスタイルに差があるジャマイカとブラジルに対し、中盤の顔ぶれがどのように変化し、それによってチームはいかに表情を変えるのか、比較して見てみると面白い。
 
 重要なのは、「誰が」「どこで」「誰と」プレーするのか――。中盤の顔ぶれひとつ取っても、バリエーションは実に多彩。ザッケローニ前監督がシステムと選手の顔ぶれを固定することでチームを熟成させようとしたのとは対照的に、アギーレ監督は対戦相手と試合状況に応じてシステムや選手の顔ぶれを変え、成熟したチームを作ろうとしている。
 
文:飯尾篤史(スポーツライター)

【写真】ジャマイカ戦、ブラジル戦に臨む日本代表招集メンバー
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