繰り返すが、森保監督は本当にユニークなスカッドを構成したと思う。今回は複数のメインキャストが欠けることとなった。これで逆に、ファンの方々もいろんな切り口でチームを観察することができるだろう。有意義なテストが実践されることを願う。

　しかしその半面、キリンチャレンジカップの２試合で無残な敗北を喫したなら、せっかくの勢いと信頼を失いかねない。それゆえ、やはり親善試合とはいえホーム開催なのだから、あくまでも勝ちにはこだわってほしいところだ。

　年明け早々にアジアカップで大いに盛り上がり、準優勝を飾った森保ジャパン。あれから２か月、見所満載の２連戦になると期待している。

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著者プロフィール
マイケル・プラストウ／1959年、英国のサセックス州出身。80年に初来日。91年に英国の老舗サッカー専門誌『ワールドサッカー』の日本担当となり、現在に至る。日本代表やＪリーグのみならず、アジアカップやACLも精力的に取材し、アジアを幅広くカバー。常に第一線で活躍してきた名物記者だ。ケンブリッジ大学卒。

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