ロシアW杯で絶望の淵に立たされたアルゼンチン代表に生まれた「新たなる希望」とは?

カテゴリ:ワールド

チヅル・デ・ガルシア

2018年09月13日

「新たなる希望」が生まれた代表にはメッシたちも…

ロシアW杯で完全に失った“威信”を取り戻すべく、新たなスタートを切ったアルゼンチン。その上々の出だしには、多くの人々が安堵したことだろう。 (C) Getty Images

画像を見る

 中盤が合格点を得た一方で、一部の選手はまだ、代表で本領を発揮できていないことが鋭く指摘されている。特にコロンビア戦でついに先発出場を果たしながらも、不発に終わったマウロ・イカルディや、所属先のユベントスでも控え要員に甘んじるパウロ・ディバラがそうだ。

 ともに次世代のアルゼンチン代表を背負う存在として大きな期待をかけられるだけに、スカローニもこの2人については、「今後、何度もリハーサルを重ねることで状況は改善するだろう」と語っている。

 そんなスカローニは、10月に行なわれるエジプト戦とブラジル戦、そして11月の親善試合でも采配を任されることが決まっている。これまでのプロセスを無駄にすることなく新しいチーム作りに着手するやり方に賛同する人は少なくなく、「来年のコパ・アメリカまで続けさせてはどうか」と支持する声もある。

 AFAが今後、どのような方針の下で、誰を監督に選ぶかは、現時点では全くわからないが、この9月の代表戦で、チームに「新たなる希望」が生まれたことは確かだ。

 そしてその知らせは、一時的にチームから離れている(そして後に確実に合流する)リオネル・メッシやセルヒオ・アグエロ、ニコラス・オタメンディといった不動の代表メンバーたちにとっても、喜ばしい再出発だったことは間違いない。

文●チヅル・デ・ガルシア
【関連記事】
「新時代」「みんなが笑っていた…」 メッシ抜きで快勝の“新生”アルゼンチンを母国全国紙が大絶賛!
「彼が決めるまでだれにも使わせない!」メッシを待つアルゼンチン代表、当面は背番号10を封印
名手イニエスタのおじいちゃんが故郷で営むバーと「心温まるストーリー」
「パスタが美味すぎて…」長谷部誠の同僚だった元ガーナ代表MFがフランクフルトを退団した驚きの理由
【日本代表】森保ジャパンの初陣、コスタリカ戦を彩った美女サポーターたち!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ