詰まるところ「自分たちのサッカー」を。
堅守にも定評があるコロンビアから得点を奪うのは簡単ではない。無闇に攻め込めばカウンターを食らうのが落ちである。ただし、勝利しか生き残りの道のない日本にとって、安全策だけではなにも成果は得られない。失点がすべてを瓦解させる危険性はもちろんあるが、この試合に限って言えば、積極性が希望を生み出すという発想を持つべきだろう。
高い位置を保って相手を押し込み、素早くゴールに迫る。その過程においてカウンターを浴びる機会もあるだろう。そこは、守備陣のリスクマネジメントを活かして凌ぎ切る。そうした展開に持ち込みつつ、相手の隙を確実に狙う。とりわけコロンビアは攻めに出てきた後、両SBの背後がおざなりになりやすいだけに、そこを効果的に突きたい。
単独では無理ならば、連動で崩すしかない。その連動性を導くのはやはりチーム全体の押し上げとなる。そして押し上げるには言うまでもなく走力が必要となる。
これらの要素は、これまで日本が培ってきた「自分たちのサッカー」と寸分も違わない。世界の舞台でいまだその片鱗を示すことができないでいるが、コロンビア戦こそ、それを実践できる絶好の機会と言えるかもしれない。
4年間の集大成を示すためにも、この大一番ですべてを出し切りたい。そうすれば、おそらく「奇跡」は舞い降りるはずだ。
取材・文:原山裕平(週刊サッカーダイジェスト)
高い位置を保って相手を押し込み、素早くゴールに迫る。その過程においてカウンターを浴びる機会もあるだろう。そこは、守備陣のリスクマネジメントを活かして凌ぎ切る。そうした展開に持ち込みつつ、相手の隙を確実に狙う。とりわけコロンビアは攻めに出てきた後、両SBの背後がおざなりになりやすいだけに、そこを効果的に突きたい。
単独では無理ならば、連動で崩すしかない。その連動性を導くのはやはりチーム全体の押し上げとなる。そして押し上げるには言うまでもなく走力が必要となる。
これらの要素は、これまで日本が培ってきた「自分たちのサッカー」と寸分も違わない。世界の舞台でいまだその片鱗を示すことができないでいるが、コロンビア戦こそ、それを実践できる絶好の機会と言えるかもしれない。
4年間の集大成を示すためにも、この大一番ですべてを出し切りたい。そうすれば、おそらく「奇跡」は舞い降りるはずだ。
取材・文:原山裕平(週刊サッカーダイジェスト)