ワールドカップのようなレベルの大会で”なんとなく“の姿勢でいては…
危機的状況ではありますが、本大会まで少しの時間でなにができるか。まさに、監督以下コーチングスタッフの力量が問われています。選手たちに微調整させる、判断させる。それはもちろん必要です。ただ、その前にベースとなる攻守における判断基準を明確に示さなければ、全てが中途半端なままのチームになってしまいます。
3バックをベースにチームを作るならなおさらです。ピッチ全体を均等にカバーする4バックと違い、3バックは歪でメリハリのあるシステムです。そこから自分たちで意図してバランスを変えていくことが必要であり、ワールドカップのようなレベルの大会で”なんとなく“の姿勢でいては、相手にいいようにスペースを活用されてしまうと思います。
まずは選手たちが攻守においてつながりが生まれるイメージを描きやすい組み合わせを見つけること。そしてグループとしての強みを”具体的な形”までもっていくこと。
日本代表は、その画をあと2週間でいかに描くのか。逆境だからこそ、要注目です。
【著者プロフィール】
岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。2010年の南アフリカW杯メンバーにも選出された。現在は、東京ユナイテッドFCで選手兼コーチを務める。
3バックをベースにチームを作るならなおさらです。ピッチ全体を均等にカバーする4バックと違い、3バックは歪でメリハリのあるシステムです。そこから自分たちで意図してバランスを変えていくことが必要であり、ワールドカップのようなレベルの大会で”なんとなく“の姿勢でいては、相手にいいようにスペースを活用されてしまうと思います。
まずは選手たちが攻守においてつながりが生まれるイメージを描きやすい組み合わせを見つけること。そしてグループとしての強みを”具体的な形”までもっていくこと。
日本代表は、その画をあと2週間でいかに描くのか。逆境だからこそ、要注目です。
【著者プロフィール】
岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。2010年の南アフリカW杯メンバーにも選出された。現在は、東京ユナイテッドFCで選手兼コーチを務める。