“暗黙の了解”よりも特筆すべき高倉采配! なでしこは大一番でなぜ覚醒できたのか?

カテゴリ:日本代表

西森彰

2018年04月14日

2012ヤングなでしこの面々に奮起を期待したい。

豪州戦では出番のなかった田中。準決勝以降での奮起に期待したい。(C) Getty Images

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 オーストラリア戦では、フィールドプレーヤーの半数が2011年のドイツ女子ワールドカップの優勝メンバー。「前回大会で引っ張り過ぎて、その後に代えすぎた」とされてきた世代交代の最適バランスは、このあたりだろうか。
 
 ここまで日本の5得点すべてに関わっている岩渕が、現在のチームの中心だ。攻撃面だけでなく、ピッチ全体に顔を出して、八面六臂の活躍を見せている。韓国戦では、ファウル覚悟の悪質なタックルも二度三度と見舞われていた。マークがさらにきつくなる準決勝以降では、岩渕を上回るパフォーマンスで、チームを勝たせる選手が必要だ。
 
 期待したいのは、オーストラリア戦ではカヤの外に置かれていた、2012ヤングなでしこの面々だ。横山久美(フランクフルト)、田中美南(日テレ・ベレーザ)、猶本光(浦和レッズレディース)らは、オーストラリア戦をピッチの外から見守り、「試合に出たい。活躍してアピールしたい」という気持ちを掻き立てられたはず。そうした感情が競争を激しくし、チーム力を挙げていく。
 
 来年のフランス女子ワールドカップの出場権を手にして、ノルマから解き放たれたなでしこジャパン。そのさらなる進化を期待したい。
 
取材・文●西森 彰(フリーライター)
 
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