2012ヤングなでしこの面々に奮起を期待したい。
オーストラリア戦では、フィールドプレーヤーの半数が2011年のドイツ女子ワールドカップの優勝メンバー。「前回大会で引っ張り過ぎて、その後に代えすぎた」とされてきた世代交代の最適バランスは、このあたりだろうか。
ここまで日本の5得点すべてに関わっている岩渕が、現在のチームの中心だ。攻撃面だけでなく、ピッチ全体に顔を出して、八面六臂の活躍を見せている。韓国戦では、ファウル覚悟の悪質なタックルも二度三度と見舞われていた。マークがさらにきつくなる準決勝以降では、岩渕を上回るパフォーマンスで、チームを勝たせる選手が必要だ。
期待したいのは、オーストラリア戦ではカヤの外に置かれていた、2012ヤングなでしこの面々だ。横山久美(フランクフルト)、田中美南(日テレ・ベレーザ)、猶本光(浦和レッズレディース)らは、オーストラリア戦をピッチの外から見守り、「試合に出たい。活躍してアピールしたい」という気持ちを掻き立てられたはず。そうした感情が競争を激しくし、チーム力を挙げていく。
来年のフランス女子ワールドカップの出場権を手にして、ノルマから解き放たれたなでしこジャパン。そのさらなる進化を期待したい。
取材・文●西森 彰(フリーライター)
ここまで日本の5得点すべてに関わっている岩渕が、現在のチームの中心だ。攻撃面だけでなく、ピッチ全体に顔を出して、八面六臂の活躍を見せている。韓国戦では、ファウル覚悟の悪質なタックルも二度三度と見舞われていた。マークがさらにきつくなる準決勝以降では、岩渕を上回るパフォーマンスで、チームを勝たせる選手が必要だ。
期待したいのは、オーストラリア戦ではカヤの外に置かれていた、2012ヤングなでしこの面々だ。横山久美(フランクフルト)、田中美南(日テレ・ベレーザ)、猶本光(浦和レッズレディース)らは、オーストラリア戦をピッチの外から見守り、「試合に出たい。活躍してアピールしたい」という気持ちを掻き立てられたはず。そうした感情が競争を激しくし、チーム力を挙げていく。
来年のフランス女子ワールドカップの出場権を手にして、ノルマから解き放たれたなでしこジャパン。そのさらなる進化を期待したい。
取材・文●西森 彰(フリーライター)