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カテゴリ:特集

週刊サッカーダイジェスト編集部

2014年06月12日

南米と欧州の二強体制を崩す国が出てくるのか。

誰もが認めるサッカー大国のブラジルでのW杯開催。素晴らしい大会になると期待している。 (C) Getty Images

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 6月12日にいよいよブラジル・ワールドカップが開幕する。ホスト国のブラジルは誰もが認めるサッカー大国で、周知のとおり、ワールドカップの最多優勝国でもある。伝統と歴史を誇る国で開催されるだけに、ピッチ上で質の高いサッカーが展開されれば、「これぞワールドカップ」という大会になるのではないかな。出場国のメンバーを見ればそれなりに優れた選手もいるし、素晴らしい大会になると期待している。
 
 ただ、ワールドカップを利用してか、国内ではデモやストライキが起こることもあった。なかには、教育面の予算を求めて大会開催を非難する活動もあったけど、スポーツも教育の一端を担っているだけに、これには違和感を覚えたよ。
 
 自分たちのことしか考えずに行動している人たちが少なくない気がするけど、こうした騒ぎにすぐ飛びついて、ブラジル開催を不安視するような論調で煽る日本のメディアもいかがなものかと思う。なにか言いたいことがあるなら、ワールドカップを単独で開催してからにしてほしいね。
 
 南米開催だと欧州勢が優勝できないというジンクスがあるけど、世界のサッカーはますますグローバル化しているし、そうした地域性は徐々に薄れてきている気がするよ。
 
 もっとも、これまで世界一に輝いている8か国は南米か欧州のどちらかだけだから、大陸間の差はいまだ埋めがたいものがあるとも感じている。南米と欧州の〝二強体制〞を崩す国が出てくるのか。そういった点にも注目しながら、ワールドカップを楽しみたい。
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