【ベルギー遠征の真実】ハリルジャパンは一枚岩になれていなかった

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2018年04月09日

希望を見出したファン・サポーターはいたのか?

キャプテンの長谷部をはじめ、マリ戦でさえ個の勝負で劣勢を強いられた印象があった。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 ハリルジャパンで圧倒的に不足しているのは、最終ラインからボールを引き出しつつ、縦へと展開できるボランチ。タイプ的に当てはまる大島僚太も、どういうわけか代表戦では怪我に泣かされている。昨年12月の中国戦(E-1選手権)に続き、先発出場したマリ戦でも小気味よくボールを捌いていたかと思いきや、30分過ぎに負傷交代してしまったのだ。才能に疑いの余地はないが、こう不運が重なると本大会のメンバーに選ぶのはリスキーかもしれない。
 
 問題を抱えているのはもちろん中盤だけではない。ウクライナ戦でスタメン出場した3トップ(本田、杉本、原口元気)がシュート0本に終わったFW陣、宇賀神と酒井高がまるで機能しなかったDF陣も含め、どのセクションにも大きな不安要素がある。3月のマリ戦、ウクライナ戦で記者席から目にしたのは“とことん弱い日本”だった。
 中島の活躍があったとはいえ、果たして、今回の連戦を経て日本代表に希望を見出したファン・サポーターはいたのか。
 
大勢を占めたのは間違いなく「このままではグループリーグで3戦全敗もありえる」という絶望感だったに違いない。
 
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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