ひょっとしたら、なにかしらの秘策があるのかもしれない
もはやあれこれ言っても始まらないし、監督を代えたところで劇的になにかが変わるわけでもない。ここはハリルホジッチ監督の剛腕とでも言うか、“変化”にも期待したい。2010年大会の直前に岡田監督が本田や大久保嘉人の新たな起用法を見出し、状況を好転させたようにだ。そのショック療法が見つかれば、あるいはグループリーグを突破できるかもしれない。指揮官は追い込まれた大一番のオーストラリア戦を用意周到なプランで切り抜けた。ひょっとしたら彼のなかには、今回もなにかしらの秘策があるのかもしれない。
現状のまま惰性にことを進めても、なんらポジティブな結果は望めないだろう。結果が出ないと、世界は冷たい。しょせんはFIFAのランキング通りの実力だと見なされ、世界のサッカー界における日本代表の評価はさらに落ち込むはずだ。
ワールドカップ初出場となったフランス大会から、ちょうど20年が経つ。これまでの歩みと現状をよく鑑みて、最適な“答”を導き出してもらいたい。
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著者プロフィール
マイケル・プラストウ/1959年、英国のサセックス州出身。80年に初来日。91年に英国の老舗サッカー専門誌『ワールドサッカー』の日本担当となり、現在に至る。日本代表やJリーグのみならず、アジアカップやACLも精力的に取材し、アジアを幅広くカバー。常に第一線で活躍してきた名物記者だ。ケンブリッジ大学卒。
ワールドカップ初出場となったフランス大会から、ちょうど20年が経つ。これまでの歩みと現状をよく鑑みて、最適な“答”を導き出してもらいたい。
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著者プロフィール
マイケル・プラストウ/1959年、英国のサセックス州出身。80年に初来日。91年に英国の老舗サッカー専門誌『ワールドサッカー』の日本担当となり、現在に至る。日本代表やJリーグのみならず、アジアカップやACLも精力的に取材し、アジアを幅広くカバー。常に第一線で活躍してきた名物記者だ。ケンブリッジ大学卒。