英サッカー専門誌の熟練記者が日本代表を斬る!「世界のトップ500に入る選手でさえ…」

カテゴリ:日本代表

マイケル・プラストウ

2018年04月03日

本田、香川、岡崎…ベテランの力が不可欠だ

W杯本番を2か月後に控え、いまだ暗中模索の状況。ハリルホジッチ監督の胸中やいかに!? 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 では、そうした個の弱さをカバーするチームプレーはどうか。
 
 岡田武史監督が率いた2回と、フィリップ・トルシエ政権下のチームでも見られたあの組織力は、現在のハリルジャパンにはない。マリ戦とウクライナ戦では、緩慢な守備のチェック、およびブロックやカバーリングにおけるミスが散在した。個人的なミスというよりも、チームとしての相互理解がないために生じている欠陥だ。ワールドカップ開幕をおよそ2か月後に控えたいま、これは由々しき事態と言うほかない。
 
 確かに今回の2連戦ではメンバーが入れ替わり、新しい選手を試す場としても活用された。とはいえここ最近はテストばかりしている印象が強く、どうにも前に進まない。選手もチームも自信なさげにプレーしている。例えば本大会行きを決めた最終予選のオーストラリア戦では、攻守両面で素晴らしいパフォーマンスを披露し、アジア随一の実力国であることを証明した。にもかかわらずその後メンバーをコロコロと替え、チームを停滞させてしまった。それが残念で仕方ない。

 
 いまからでも遅くはない。最大限のパフォーマンスを発揮したチームに戻すべきだ。時間がないのだから当然だろう。オーストラリアとのホーム&アウェー2試合、そしてサウジアラビアとのホームゲーム。この3試合を基本軸に据えて仕切り直すのが手っ取り早い。堅固な守備をベースに効率良くカウンターを仕掛け、常に主導権を握っていたあの頃の感覚を呼び戻すしかないのだ。
 
 頼りにすべき名前を挙げるなら、吉田麻也、森重真人、槙野智章、長谷部誠、山口蛍、香川、そして本田圭佑。とりわけワールドカップ出場経験があるベテランの力は不可欠で、そう考えるなら、岡崎の使い方も再考すべきではないか。オーストラリアとのホームゲームは冒険的だったが、井手口陽介、浅野拓磨、乾貴士もインプレッシブだった。
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