川澄の復帰に刺激を受けたかのようにライバルたちのパフォーマンスも向上。
監督の要求があれば「どのポジションでもチームのためにやっていきたい」という川澄だが、今後は試合に出るまでの競争も激しさを増してくる。川澄復帰に刺激を受けたかのように、チーム内のライバルもそれぞれ、ガーナ戦で派手なパフォーマンスを見せた。
サイドハーフで言えば、ガーナ戦で先発し、トップとの連動を含めて抜群の働きを見せた増矢理花(INAC神戸レオネッサ)。この日は失点シーンに絡んだが、躍動感あふれるプレーでゴールも奪い、帳消しにした中島依美(INAC神戸レオネッサ)。そして、この日は不在だった長谷川唯(日テレ・ベレーザ)は、現体制下でも重要な位置を占めてきた選手だ。
FWにも、ゴールラッシュで火ぶたを切った田中美南(日テレ・ベレーザ)、出場時間とプレーエリアの広さからも復活を感じさせた岩渕、また川澄と同時にピッチに入り、同じ出場時間でスコアを残した菅澤優衣香(浦和レッズレディース)。さらには、ドイツから横山久美(フランクフルト)も合流してくる。
黙って先輩に席を譲るようなメンタリティの選手は、現段階で残っていない。
あれこれ思い悩み過ぎず、チームのためにできることを探しながら、前向きに競い合う。そうした環境が用意されたことこそ、最も大きな「川澄効果」なのかも知れない。
取材・文●西森 彰(フリーライター)
サイドハーフで言えば、ガーナ戦で先発し、トップとの連動を含めて抜群の働きを見せた増矢理花(INAC神戸レオネッサ)。この日は失点シーンに絡んだが、躍動感あふれるプレーでゴールも奪い、帳消しにした中島依美(INAC神戸レオネッサ)。そして、この日は不在だった長谷川唯(日テレ・ベレーザ)は、現体制下でも重要な位置を占めてきた選手だ。
FWにも、ゴールラッシュで火ぶたを切った田中美南(日テレ・ベレーザ)、出場時間とプレーエリアの広さからも復活を感じさせた岩渕、また川澄と同時にピッチに入り、同じ出場時間でスコアを残した菅澤優衣香(浦和レッズレディース)。さらには、ドイツから横山久美(フランクフルト)も合流してくる。
黙って先輩に席を譲るようなメンタリティの選手は、現段階で残っていない。
あれこれ思い悩み過ぎず、チームのためにできることを探しながら、前向きに競い合う。そうした環境が用意されたことこそ、最も大きな「川澄効果」なのかも知れない。
取材・文●西森 彰(フリーライター)