なでしこジャパンのアジアカップ壮行試合となるMS＆ADカップ2018が４月１日、長崎のトランスコスモススタジアム長崎で行なわれ、なでしこジャパンがガーナ女子代表に７対１で大勝した。

　日本は２年ぶりに代表復帰を果たした川澄奈穂美がベンチスタート。川澄以外の海外組はいまだ合流せず、国内組主体のメンバーで臨んだ。

　日本は14分、増矢理花のアシストから、エースストライカーの田中美南が決めて幸先よく先制。しかし10分後、ガーナのアイヤムに同点ゴールを決められてしまう。

　それでも日本は５分後の29分、CKの流れからこぼれ球を逃さなかった岩渕真奈が勝ち越しのゴールを挙げる。さらに終盤の43分にも中島依美のアシストから増矢が追加点を挙げ、日本が２点リードで前半を終えた。

　後半に入っても攻撃の手を緩めない日本は、48分に中島が４点目のゴールを挙げると、59分にはその中島との交代で川澄が２年ぶりのなでしこのピッチへ。リオ五輪予選以来となる出場を果たす。

　74分にはCKを得ると、キッカー川澄のチャンスメイクから高木ひかりの５点目を演出。79分に菅澤優衣香が６点目を奪うと、83分には川澄のクロスに鮫島彩がワンタッチで合わせて７点目を奪う。

　結局、なでしこジャパンが７対１でガーナを下し、４月６日に開幕するアジアカップへ向けて弾みをつける１勝となった。日本は４月７日に、アジアカップのグループステージ初戦のベトナム戦を迎える。アジアカップでは、成績上位５か国に来年のフランス女子ワールドカップの出場権が与えられる。