週刊サッカーダイジェスト編集長が見たW杯メンバー発表

カテゴリ:日本代表

週刊サッカーダイジェスト編集部

2014年05月12日

総合力でも経験値でも前回大会を上回るザックジャパン。

昨秋の欧州遠征で上昇気流に乗った日本。柿谷や山口といった新戦力の台頭で、チームに安心感が生まれた。 (C) SOCCER DIGEST

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◇展望 ブラジル・ワールドカップ
 
 2010年のワールドカップ後にザッケローニ体制がスタートし、いきなり強豪アルゼンチンを撃破し、2011年1月にアジアカップで優勝、そして8月には韓国を3‐0で一蹴した頃は本当に勢いがあり、誰もが強さを認めるほどだったが、そこから徐々に調子が下がっていき、昨年のコンフェデレーションズカップではどん底まで落ち、固定したメンバーにこだわり続けるザッケローニ監督への批判が一気に噴出したものだった。
 
 しかし、ここから指揮官は積極的に試合ごとにメンバーを入れ替え始め、最終的にコンフェデレーションズカップ後に7人の国内組選手が台頭した。これは予想外であるとともに、大きな収穫だった。
 
 オランダ、ベルギー相手に大きな手応えを得た昨年11月の欧州遠征では、柿谷、大迫、山口蛍、森重真人が好パフォーマンスを見せ、チームがどん底から再び上昇する原動力にもなった。
 
 加えてこの遠征では、ザッケローニ監督もそれまで不動だったボランチに新たに山口を加えるなど、起用や采配に柔軟性を見せた。そうすることで、控え選手に対する信頼度も高まっていった。こうしてザックジャパンは、うまく新陳代謝を果たしたのである。
 
 今回のチームは前回の南アフリカ大会に比べ、総合力は段違いに上である。単純に海外クラブでプレーする選手の数でも、前回は4人しかいなかったが、今回は12人。しかも、所属するクラブもマンチェスター・ユナイテッド、ミラン、インテル……とレベルが高い。
 
 また、この4年間に多くの強豪国と対戦する機会を得たことで、チームとしての経験値も上がったと考えられる。
 
 サッカー協会によるキャンプ地の選定も迅速に行なわれるなど、これまで以上に本大会に向けてのバックアップ体制はしっかりしているし、準備も万全と言っていいだろう(大会前の親善試合で対戦する相手のレベルについては不満と不安が残るが……)。
 
人事は尽くした。あとはケガをすることなく、コンディションを整えて本大会を迎えることがすべてのカギを握る。
 
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