ハリルが犯した痛すぎる失敗――イラク戦の事前準備には小さくない疑問が

カテゴリ:日本代表

佐藤俊

2017年06月15日

怪我人や試合で良いパフォーマンスを発揮できなかった選手が多数出た。

原口は豊富な運動量で広範囲をカバーするも、70分に途中交代。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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 だが、久保や酒井宏、酒井高ら多くの試合に出場した選手にとっては1年間のダメージに疲労が上乗せされることになる。久保がシリア戦で動けず、イラク戦の後半、足が痙攣したことや酒井宏が膝痛を悪化させたことは、こうした海外組合宿でのトレーニングに問題があったように思えるのだ。
 
 もちろんメニューに個人差はあっただろうが、ハードなトレーニングをして本番前に野戦病院化してしまうのは代表チームにとって最悪であるし、選手を抱えるクラブにとっては悪夢でしかない。
 
 今回、怪我人や試合で良いパフォーマンスを発揮できなかった選手が多数出た。
 
 その現実を踏まえて、試合前の海外組合宿やトレーニング内容について検証し、今一度しっかりと考えていくべきではないだろうか。
 
取材・文:佐藤俊(スポーツライター)
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