【チーム採点・寸評】
川崎　4.5
「戦う姿勢が足りなかった」と、鬼木監督が振り返ったように、最後まで自分たちの形を作れず。小林のPKが決まっていれば状況は変わっていたかもしれないが、火曜日のACL・水原三星戦で魂のこもった戦いを披露していただけに、その落差が寂しすぎた。
 
GK
１　チョン・ソンリョン　6.5
２失点はしたが、彼がいなければ大量失点していたはず。ファインセーブで何度もピンチを凌いだ。
 
DF
２　登里享平　5.5
１失点目のシーンではつり出され、対応が遅れた。その後は積極的に前に出るもクロスの質は低かった。
 
３　奈良竜樹　5.5
激しいディフェンスはこの日も健在。身体を張って相手のシュートをブロックした。だが、劣勢を強いられる展開で後手を踏む場面も。
 
５　谷口彰悟　５
ボランチで先発するもミスを連発。相手の攻撃を止め切れずにいると、３バック変更に伴いリベロにポジションを変えた。先制点を決められた場面では、カバーが間に合わなかった。
 
７　車屋紳太郎　5.5
スタートはCB、前半途中からはストッパーを務め、空中戦で奮闘した。それでも相手の流れを断ち切るには至らなかった。
   
MF
19　森谷賢太郎　５（76分 OUT）
中村、大島、E・ネットを欠き、中盤の司令塔として期待されたが、効果的な縦パスを入れられず。守備で走り回る姿ばかりが目立った。
 
６　田坂祐介　5.5
周囲に声をかけ、混乱をきたした味方を鼓舞した。ただ、丸橋に股を抜かれて突破を許すなど、プレー面では安定感を欠いた。
 
８　阿部浩之　5.5
左サイドでボール呼び込むも、味方のフォローが少なく、相手に囲まれてボールを奪われた。フィニッシュに絡めた回数はわずかだった。
 
13　三好康児　５（64分 OUT）
シュートなのか、パスなのか、相手ゴール前での判断が曖昧だった。見せ場はGKが弾いたところを詰め、PKを獲得したプレーくらい。仕掛ける姿勢は評価したいが……。