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【野口幸司のクラシコ展望】マドリーの有利は動かない。バルサは“らしさ”がないほうが…

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サッカーダイジェストWeb編集部

2017年04月21日

C・ロナウドは点を取る術ではメッシより上か。

バイエルンとのCL準々決勝では2試合で5ゴールと大爆発したC・ロナウド。クラシコでも期待がかかる。(C)Getty Images

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――カルロ・アンチェロッティ監督時代と同様に、クラブワールドップ後に国内リーグで躓いたりもしましたが、総合的に見て現在のマドリーのパフォーマンスはどう評価していますか?
 
野口氏「バルサのMSN(メッシ、ルイス・スアレス、ネイマール)と同じように、BBC(ガレス・ベイル、カリム・ベンゼマ、C・ロナウド)も全ての試合で機能していたわけでないですよね。でも、ベイルが怪我で不在だったり、C・ロナウドを休ませたりしている時は、代わりに入ったルーカス・バスケスやハメス・ロドリゲス、アルバロ・モラタらがきっちり結果を残しています。
 
 ジダン監督が凄いなと思うところは、しっかり計算して均等に出場機会を与えて、だれか1人に全ての負担がかかるような状況を回避しているところです。その日の手駒でチームを機能させているマネージメント、個々のプレー時間のコントロールといった緻密さを併せ持っている。結果を残せているのは当然かなと。マドリーはスター選手だけに頼るチームになりがちですが、さっき挙げた選手に加えてマテオ・コバチッチやイスコのようなバックアッパーを使いながら、うまくチームをコントロールしている印象があります」
 
――両チームのエースであるC・ロナウドとメッシについてはどのように分析しますか?
 
野口氏「純粋に2人を比較したら、今はC・ロナウドのほうが点を取る術を持っているかなと思います。一番の武器は、ヘディングの強さ。あれは大きなアドバンテージになっています。マルセロの素晴らしいクロスもありますし、C・ロナウドのほうが点を取るパターンが多いと思います。
 
 逆にメッシは、敵が2人きても抜き去ってしまうドリブルが最大の武器だったのですが、今は半減というか、かつてのような破壊力がない。フリーキックなどに衰えがないぶん点は取れていますが、ミドルやドリブルからのシュートに加えてゴール前でのヘディングの強さがあるC・ロナウドのほうが、現在は良い状態に見えます」
 
――高さの話が出ましたが、セットプレーはやはり試合を左右する一つのキーになるのでしょうか?
 
野口「間違いないですね。とくにセルヒオ・ラモスの決定力は本当にすごい。教えてもらいたいくらいです(笑)。絶対に厳しくマークされているのに、マークの外し方とかタイミングやブロックなど、色々と要素はあると思うのですけど、最終的に決めてしまう。クロースという素晴らしいキッカーもいますし、やはり今のマドリーにとってセットプレーは大きな武器ですよね」
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