どこの国、どこのチームへ移籍しようとも…。
良くも悪くも今シーズン終了後には、本田はミランを去る。これはもうほとんど決定事項だ。彼が出ていくことにクラブもファンも異論を唱えない。寂しい現実だが、「どうぞ出て行ってください」というのが本音のようだ。
しかも、ミランと別れてからも、本田が進む道は決して平坦なものではなさそうだ。2月下旬に急浮上したシアトル・サウンダーズ移籍の話は、かなり難航しているという。とくにここ数週間で急ブレーキがかかってしまったようで、どうやら別の可能性を探る必要があるようだ。
こうなってくると新天地は、アメリカ以外もありえるだろう。少し前にはLAギャラクシー、フィラデルフィア・ユニオン、ポートランド・ティンバース、バンクーバー・ホワイトキャップス、ロサンゼルスFC(2018年からMLSに参戦予定)などが興味を示しているという噂もあったが……。
アメリカが駄目ならば、本田は中国やアジアではなくヨーロッパに残りたいと考えているという。中でも一番の候補はイングランド。ハルなどいくつかのクラブが興味を持っていると伝えられる。以前から繰り返しているが、私はプレミアリーグのテンポの速いサッカーに本田は適さないと思っているが……。
不透明な本田の未来で、一つだけ確かに言えることがある。それはどこの国、どこのチームへ移籍しようとも、今シーズンより酷い状況にはならないということだ……。
文:マルコ・パソット(ガゼッタ・デッロ・スポルト紙)
翻訳:利根川晶子
【著者プロフィール】
Marco PASOTTO(マルコ・パソット)/1972年2月20日、トリノ生まれ。95年から『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙で執筆活動を始める。2002年から8年間ウディネーゼを追い、10年より番記者としてミランに密着。ミランとともにある人生を送っている。
しかも、ミランと別れてからも、本田が進む道は決して平坦なものではなさそうだ。2月下旬に急浮上したシアトル・サウンダーズ移籍の話は、かなり難航しているという。とくにここ数週間で急ブレーキがかかってしまったようで、どうやら別の可能性を探る必要があるようだ。
こうなってくると新天地は、アメリカ以外もありえるだろう。少し前にはLAギャラクシー、フィラデルフィア・ユニオン、ポートランド・ティンバース、バンクーバー・ホワイトキャップス、ロサンゼルスFC(2018年からMLSに参戦予定)などが興味を示しているという噂もあったが……。
アメリカが駄目ならば、本田は中国やアジアではなくヨーロッパに残りたいと考えているという。中でも一番の候補はイングランド。ハルなどいくつかのクラブが興味を持っていると伝えられる。以前から繰り返しているが、私はプレミアリーグのテンポの速いサッカーに本田は適さないと思っているが……。
不透明な本田の未来で、一つだけ確かに言えることがある。それはどこの国、どこのチームへ移籍しようとも、今シーズンより酷い状況にはならないということだ……。
文:マルコ・パソット(ガゼッタ・デッロ・スポルト紙)
翻訳:利根川晶子
【著者プロフィール】
Marco PASOTTO(マルコ・パソット)/1972年2月20日、トリノ生まれ。95年から『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙で執筆活動を始める。2002年から8年間ウディネーゼを追い、10年より番記者としてミランに密着。ミランとともにある人生を送っている。